かつてリヴァプールやニューカッスルなどでプレーした元イングランド代表FWアンディ・キャロルが、接近禁止命令に違反した容疑で起訴され、懲役刑の可能性に直面している。27日、イギリス紙『テレグラフ』が報じた。


 エセックス警察の広報担当者によると、「ある男性が、接近禁止命令違反で起訴されました。エッピング在住の36歳のアンドリュー・キャロル氏は4月27日に逮捕され、容疑は3月に発生した事件に関連しています。同氏は12月30日にチェルムズフォード治安裁判所に出頭する予定です」とのことだ。なお、法的な理由により、容疑の詳細は報道できない。

 接近禁止命令とは、ある個人が別の人物、特定の住所、あるいはその両方に接近することを阻止することを目的とした、民事裁判所による差止命令。状況によっては、この命令に違反すると、最高5年間の懲役刑に処せられる刑事犯罪になるという。

 英紙『ザ・サン』は今年7月、プレミアリーグでも活躍した元イングランド代表選手がロンドンのスタンステッド空港で拘束されたことを報じていた。今回警察によって名前が公表されたことで、その人物がキャロルであることが明らかになった。

 現在36歳のキャロルはニューカッスルやリヴァプール、ウェストハムなどでプレミアリーグ通算248試合出場54得点を記録。その後は、イングランド2部のレディングやウェスト・ブロムウィッチ、フランス2部のアミアン、同4部のボルドーでプレーした。

 今年7月、イングランド6部相当のダゲナム・アンド・レッドブリッジ(ダグ&レッド)に3年契約で加入し、同時に同クラブの少数株も取得。ここまで公式戦12試合に出場し、先月にハットトリックも記録するなど6ゴールを挙げている。

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