2大会連続11回目の出場となる山梨学院は、5大会ぶり3度目の優勝を目指す。
試合は時間の経過とともに京都橘が主導権を握り、ゴールに迫る場面を数多く作り出す。31分にはペナルティエリア左の位置でセカンドボールを拾った河村頼輝が右足を振り抜くも、シュートはクロスバーに直撃。前半のうちにスコアが動くことはなく、0-0で後半へ折り返す。
後半に入っても京都橘ペースで試合が進み、61分には中野斗馬がドリブルで持ち出すと、ペナルティエリア内から放ったシュートがポストに直撃。攻め込みながらも均衡を破れない京都橘は“エース”の伊藤を投入すると、65分にはその伊藤が大仕事。左サイドでボールを収めると、自らドリブルでペナルティエリア内へ侵入し、相手のファウルを誘発。PKを獲得したが、伊藤の放ったシュートはGK石井那樹にストップされる。
山梨学院も終盤に入るとカウンターを中心にチャンスの数を増やしたが、最後までゴールネットが揺れることはなく、試合の決着はPK戦に委ねられる。両チームともに5人が成功し、サドンデスに突入。先攻の山梨学院は6人目キッカーの冨井悠真が成功させた一方で、京都橘は6人目の宮田奏の放ったキックがGK石井那樹に阻まれる。
勝利した山梨学院は31日、尚志(福島)vs高松商(香川)の勝者と対戦する。
【スコア】
山梨学院 0-0(PK戦:6-5) 京都橘
【得点者】
なし

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