第104回全国高校サッカー選手権大会・1回戦が29日に行われ、聖和学園(宮城)と那覇西(沖縄)が対戦した。

 宮城県大会では仙台育英高校が優勝を果たしていたものの、「いじめ重大事態」により出場辞退が決まり、代わって準優勝校の聖和学園が3大会ぶり6回目の出場となる。
一方、那覇西は2大会連続19回目の出場だ。

 試合は聖和学園がテクニックを駆使した攻撃でゴールを脅かす場面を作るが、スコアは動かずに時計の針が進む。0-0で後半へ入ったものの、立ち上がりの47分に均衡が破れた。聖和学園は敵陣高い位置での連続した即時奪回から左コーナーキックを獲得すると、小杉唯斗の蹴ったボールを遠藤壮琉が触り、オウンゴールを誘発。得意のセットプレーで、聖和学園が先手を取った。

 聖和学園は続く62分、左サイドでボールを受けた塩田凌央が相手を抜き切らずに右足でグラウンダーのボールを送ると、ゴール前へ駆け込んだ布施唯斗が左足でシュート。ここはブロックされたが、こぼれ球を拾った小杉唯斗がシュートコースを作って右足で沈め、聖和学園がリードを広げた。

 後半アディショナルタイムにはまたもセットプレーから、最後は川上壱也が押し込み、聖和学園が勝利を決める3点目。試合はこのままタイムアップ。勝利した聖和学園は31日、徳島市立(徳島)と対戦する。

【スコア】
聖和学園 3-0 那覇西

【得点者】
1-0 47分 オウンゴール(聖和学園)
2-0 62分 小杉唯斗(聖和学園)
3-0 80+2分 川上壱也(聖和学園)


【ゴール動画】聖和学園・小杉唯斗の追加点



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