レアル・マドリードがドルトムントに所属するドイツ代表DFニコ・シュロッターベックに関心を寄せているようだ。29日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。


 ブラジル代表DFエデル・ミリトンが負傷離脱を繰り返し、ドイツ代表DFアントニオ・リュディガーとオーストリア代表DFダヴィド・アラバの現行契約が来年6月末まで満了となるレアル・マドリードは、来夏の移籍市場でのセンターバック(CB)補強を計画中。リヴァプール所属のフランス代表DFイブライマ・コナテやクリスタル・パレス所属のイングランド代表DFマルク・グエイら、フリーで獲得可能な実力者への関心が明らかになっている。

 しかし、レアル・マドリードは移籍金が発生しないフリートランスファー以外の選択肢も検討しているという。報道によると、シュロッターベックの獲得に向けて、移籍金として3000万ユーロ(約55億円)から3500万ユーロ(約64億円)を提示し、さらにはU-20スペイン代表DFディエゴ・アグアードとU-21同国代表FWゴンサロ・ガルシアを譲渡する可能性もあるようだ。

 現在26歳のシュロッターベックはビルドアップ能力に定評がある身長191cmの左利きのセンターバック(CB)。2017年にフライブルクの下部組織に加入し、2018-19シーズンにトップチームデビューを飾ると、2022年夏にはドルトムントへ完全移籍。ここまで公式戦通算142試合出場7ゴール18アシストをマークしているほか、ドイツ代表にも定着しており、ここまで国際Aマッチ通算23試合に出場している。

 ドルトムントは2027年6月末までとなっている契約期間を延長するべく動いているが、現時点で代理人との交渉が合意に達するかは不透明だ。こうした状況からレアル・マドリードの他にも、バイエルン、リヴァプール、バルセロナからの関心が囁かれており、去就には注目が集まっている。

 なお、ドルトムントはシュロッターベックの移籍金として少なくとも7000万ユーロ(約129億円)を要求していると報じられている。
編集部おすすめ