マンチェスター・シティがボーンマスに所属するガーナ代表FWアントワーヌ・セメニョの獲得に迫っているようだ。30日、『BBC』や『ガーディアン』など複数のイギリスメディアが伝えている。


 今冬の移籍市場における“注目株”となっているセメニョだが、マンチェスター・シティへの加入が濃厚となっている模様。報道によると、ボーンマスとのクラブ間交渉は最終段階に到達しており、6500万ポンド(約137億円)に設定された契約解除金を支払うことで合意に達しているという。ここ数日間で契約の細部に関する交渉も急速に進展し、完全合意間近となっているようだ。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、マンチェスター・シティとセメニョの契約はほぼ成立し、最終手続きが間もなく完了する見込みと指摘。移籍成立が決定的となった際に用いる決まり文句「here we go!」についても「もうすぐ」と強調している。

 一方、契約解除条項の有効期限は現地時間1月10日までとなっており、セメニョは3日のプレミアリーグ第20節アーセナル戦、7日の第21節トッテナム・ホットスパー戦ではボーンマスのユニフォームを着る可能性があると報じられている。

 現在25歳のセメニョは2017-18シーズンにブリストル・シティでプロデビューを飾り、ニューポートやサンダーランドへのレンタルを経て2023年1月にボーンマスへ完全移籍で加入した。左右のウイング(WG)を主戦場にここまで公式戦通算107試合に出場し30ゴール13アシストをマーク。今シーズンも18試合で8ゴール3アシストを挙げるなど、プレミアリーグ屈指のアタッカーとしての地位を確立している。

 一方、マンチェスター・シティはノルウェー代表FWオスカー・ボブの売却を検討しているとのこと。ロマーノ氏によると、現在は複数のクラブが獲得に興味を示しており、ドルトムントはすでにクラブ間交渉を行なっているという。
編集部おすすめ