“冬の風物詩”となっている高校サッカー選手権も2回戦に突入し、前回大会王者の前橋育英が登場。
試合の均衡が破れたのは15分、敵陣右サイドでフリーキックを獲得した神戸弘陵学園は梅原良弥がゴール前に長いクロスボールを送ると、ボックス内のこぼれ球を拾った池壱樹が右足でネットを揺らし、幸先良く先制に成功した。
先手を取られた前橋育英は32分、白井誠也が鋭いドリブル突破からボックス内右へ侵入し右足を振り抜くも、強烈なシュートは惜しくも枠の右へ。すると40分、松浦旺生からのサイドチェンジを受けた池がカットインから右足を振ると、グランダーのシュートが左ポストを叩いてからネットを揺らし、神戸弘陵学園がリードを2点に広げた。
前橋育英は後半開始と同時に2枚替えを敢行。47分には途中投入された田野央哩波が際どいシュートを放ち、その後も白井や瀧口眞大らを起点にゴールに迫るが、なかなか追撃の一点を奪うことができない。62分には敵陣左サイドの深い位置で細かくパスを繋ぎ、最後は牧野奨がネットを揺らしたが、ここはオフサイドの判定で得点は認められなかった。
それでも71分、ボックス内のこぼれ球に反応した途中投入の関蒼葉が右足を振ると、シュートは相手DFに当たりながらもネットに吸い込まれ、前橋育英が1点差に詰め寄る。その後も同点ゴールを目指して攻め続けたもののネットは揺らせず、試合は1-2で終了した。勝利した神戸弘陵学園は来年1月2日の3回戦で尚志(福島)vs山梨学院(山梨)の勝者と対戦する。
【スコア】
前橋育英 1-2 神戸弘陵学園
【得点者】
0-1 15分 池壱樹(神戸弘陵学園)
0-2 40分 池壱樹(神戸弘陵学園)
1-2 71分 関蒼葉(前橋育英)

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