第104回全国高校サッカー選手権大会の2回戦が31日に行われ、昌平(埼玉)と高知(高知)が対戦した。

 群雄割拠の埼玉県大会を勝ち抜き、2年ぶり7回目の本大会出場を決めた昌平。
高円宮杯JFAU-18サッカープレミアリーグ2025でしのぎを削る昨年の“高校総体王者”が、史上初の選手権制覇を目指す。対するは、高知県大会連覇を達成して本大会に駒を進めた高知。2回戦で敗退した前回大会の悔しさを胸に昌平と激突する。

 試合は立ち上がりの7分に昌平がスコアを動かす。味方のスルーパスに山口豪太が抜け出すと、ペナルティエリアでボールをキープ。2枚のマーカーを引きつけながら左足に持ち替えると、鮮やかなコントロールショットで先制点を挙げた。

 さらに17分、今度は山口のスルーパスから長璃喜がDFラインの背後にスプリント。冷静にGKをかわしながらネットを揺らし、昌平が追加点を決める。36分にはボックス内に走った長が巧みなトラップでボールを収め、バックパスを受けた飯島碧大が左足でシュート。落ち着いて流し込み、リードを3点に広げた。

 後半に入っても昌平の勢いは止まらない。50分に立野京弥が左サイドでドリブルを開始。
細かいタッチで次々と相手選手をかわし、長とのワンツーでペナルティエリア内に侵入する。立野のドリブルはカットされたものの、こぼれ球を拾った長と立野が立て続けにシュート。最後は長が沈めて4点目をマークした。

 結局、そのまま試合は4-0で終了し、昌平が勝利を収めた。勝利した昌平は来年1月2日、3回戦で高川学園(山口)と帝京長岡(新潟)の勝者と対戦する。

【スコア】
昌平 4-0 高知

【得点者】
1-0 7分 山口豪太(昌平)
2-0 17分 長璃喜(昌平)
3-0 36分 飯島碧大(昌平)
4-0 50分 長璃喜(昌平)

【動画】山口豪太の“ゴラッソ”で昌平が先制!




編集部おすすめ