FC琉球は31日、アルビレックス新潟よりDF千葉和彦が完全移籍加入することを発表した。

 千葉は1985年6月21日生まれの現在40歳。
日生学園第二高校卒業後にオランダへ渡り、2005年夏に“逆輸入”の形でアルビレックス新潟へ加入した。同クラブでは7年間にわたって活躍し、2012年にサンフレッチェ広島へ完全移籍加入。広島では3度のJ1優勝に貢献し、2013年には日本代表デビューも飾った。

 その後は名古屋グランパスにも在籍し、2021年に新潟へ帰還。復帰2年目には新潟の6年ぶりとなるJ1復帰に貢献した。近年は出番も減少していたものの、リーダーシップを発揮し、ピッチ内外でチームを支えてきた。今季は2025明治安田J1リーグでは5試合、公式戦通算では9試合の出場にとどまり、11月には今季限りで新潟との契約が満了となることが明かされていた。

 新天地に注目が集まる中、千葉は琉球でキャリアを続行する決断を下した。クラブを通して「サッカーを通して沖縄県の皆さんに喜びと楽しさを与えられるよう、そして沖縄県の子供達の夢と目標になれるように精進します。宜しくお願いいたします」と意気込んだ。

 また、合計11年半にわたってプレーした新潟を通しては、「新潟での出会い、出来事は私と私の家族の一生の宝物です。再びここ新潟に帰ってくる時に、笑顔で戻って来れると胸を張って言えることが、私の誇りです。
いつまでも新潟を想っています。ありがとうございました」と別れの言葉を残した。

 新潟は2025明治安田J1リーグを最下位の20位で終え、無念のJ2降格が決定。明治安田百年構想リーグおよび移行後の2026-27シーズンは4年ぶりにJ2での戦いに身を置くことが決まっている。一方、琉球は2025明治安田J3リーグを16位で終えた。来季は明治安田J2・J3百年構想リーグに臨んだ後、2022シーズン以来のJ2復帰を目指す戦いに挑む。
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