第104回全国高校サッカー選手権大会の2回戦が31日に行われ、高川学園(山口)と帝京長岡(新潟)が対戦した。

 山口県大会を7年連続で勝ち抜き、通算31回目の本大会出場を決めた高川学園。
迎えた初戦では福井商(福井)を3-0の完勝で下し、2大会連続の2回戦進出を掴んだ。対するは、2大会ぶり11回目の本大会に臨む帝京長岡。前回出場時は2回戦で姿を消しており、第99回大会以来の3回戦進出を目指す。

 試合は38分に高川学園がスコアを動かす。自陣で宮城太郎がボールを奪い、高川学園がカウンターに移行。沖藤亜月が左サイドを駆け上がり、右足に持ち替えてクロスを送る。最後は庄司志絆がヘディングで合わせ、ファーストシュートで高川学園が先制した。

 前半アディショナルタイムには高川学園が左サイドでのコーナーキックを獲得。キッカーを務めた沖藤は短いリスタートを選択し、矢野太陽とのパス交換から右足でクロスを入れる。ストレート系のボールはGKの頭上を超えながらゴールに吸い込まれ、高川学園が追加点を挙げた。

 後半は帝京長岡が猛攻を仕掛け、後半アディショナルタイムに水澤那月が反撃の1点を記録。さらにその1分後、相手ボックス手前でボールを奪った和食陽向が右足を一振り。
GKが弾いたこぼれ球を児山雅稀が押し込み、帝京長岡が土壇場で追いついた。

 そのまま勝負は2-2でPK戦に突入。後攻の高川学園は1人目が失敗し、先攻の帝京長岡も4人目が失敗となる。すると、高川学園の5人目を務める原田翔光のキックをGK仲七璃がストップ。帝京長岡がPK戦を制した。帝京長岡は来年1月2日、3回戦で昌平(埼玉)と対戦する。

【スコア】
高川学園 2-2(PK戦:3-4) 帝京長岡

【得点者】
1-0 38分 庄司志絆(高川学園)
2-0 40+1分 沖藤亜月(高川学園)
2-1 80+1分 水澤那月(帝京長岡)
2-2 80+2分 児山雅稀(帝京長岡)
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