チェルシーでは2024年夏からエンツォ・マレスカ監督がチームを率いて、昨季プレミアリーグを4位で終え、3シーズンぶりのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得。さらに、UEFAカンファレンスリーグ(ECL)では優勝を果たしたほか、2025年夏に開催されたFIFAクラブワールドカップ2025でも優勝に導き、2冠を達成した。
今季はここまでプレミアリーグでは8勝6分け5敗、勝ち点「30」の5位につけていたなか、先月13日に行われたエヴァートン戦(◯2-0)後の会見で突如、マレスカ監督が「私がクラブに入団して以来、この48時間は最悪の48時間だった。皆が私とチームをサポートしてくれなかったからだ」と上層部との不和をほのめかすと、30日に行われたボーンマス戦に2-2で引き分けた後には実際には体調不良ではなかったと見られているものの、体調不良を理由に試合後の記者会見を欠席するなど、不穏な空気が流れていた。
その後、先発メンバーの選定や試合中の交代策を巡ってクラブと何度も衝突していたことも明らかになり、最終的には共同オーナーを務めるベハダ・エグバリ氏との関係が破綻したことでマレスカ監督自身が退任を望んだことも報じられ、リーグ戦直近7試合で1勝(4分け2敗)にとどまっているチーム状況もあり、チェルシーは1月1日に双方合意のもと、マレスカ監督の退任を発表した。なお、データサイト『OPTA』では、同監督は元旦に解任されたプレミアリーグ史上初の指揮官になったことも伝えられていた。
11月のプレミアリーグ月間最優秀監督にマレスカ監督が選出されていた中で急転直下の退任となったことを受け、後任の人事には注目が集まっているが、シーズン途中であることから、他クラブで任期途中の指揮官を引き抜くことは難航すると見られており、チェルシーは同じオーナーのコンソーシアム『BlueCo』が保有するストラスブールからロシニアー監督を引き抜くことが第一候補になっていることが報じられている。
これらの噂から去就には注目が集まっているロシニアー監督は3日に行われるリーグ・アン第17節のニース戦の前日会見に出席し、「これから何が起きるかは分からない。将来どうなるかは全く分からない」ことを明かしつつ、ニース戦は指揮を執る予定であることを強調した。
「私が集中していることはこの職に就いた最初の時と全く同じだ。チーム、試合に勝つこと、ストラスブールの成功のために私がしなければならないことすべてに集中している。今後6カ月の間に何かが起こったとしても、それは私がコントロールできないことだ」
「もし、あなたが監督で、メディアの報道を気にしていたら、おそらく気が狂ってしまうだろう。
なお、オーナーグループと連絡をとっているかと聞かれたロシニアー監督は「彼らはこの仕事において私をとてもサポートしてくれている。彼らはこのクラブ(ストラスブール)の成功を願っているだけではなく、チェルシーの成功も願っている」と語るにとどめたが、果たしてチェルシーの監督に就任することになるのだろうか。

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