2025年12月18日にフランクフルトへの完全移籍加入が発表されたU-22日本代表DF小杉啓太が7日、同クラブの入団会見に出席し、加入を決めた経緯や現在のコンディション、自らのアピールポイントなどを語った。同日、フランクフルトの公式HPが加入会見の様子を伝えている。


 現在19歳の小杉は湘南ベルマーレの育成組織出身で、高校卒業後、Jリーグを経由することなくアルスヴェンスカン(スウェーデン1部)のユールゴーデンに完全移籍。同クラブでは公式戦通算62試合出場5ゴール7アシストの成績を残している。年代別の日本代表でも、2023年11月にキャプテンとしてFIFA U-17ワールドカップインドネシア2023を戦ったほか、昨年9月に開催されたFIFA U-20ワールドカップチリ2025でも、全4試合にフル出場していた。

 そんな小杉は新天地での会見にて、「クラブから最初に連絡があったのはU-20ワールドカップ開催中の秋でした」と告白。フランクフルトからファーストコンタクトがあった時期を明かすと、「キャリアにおける新章へ踏み出すことを強く意識しました」と話し、「今はブンデスリーガを代表するクラブの一つであり、名だたる選手を擁するフランクフルトで自分を証明したいと思っています。すべては自分次第です。周囲のアドバイスに耳を傾け、一生懸命努力する必要があります」と意気込んだ。

 また、アルスヴェンスカンは2025シーズンまでのJリーグと同様に春秋制で、昨年11月には2025シーズンが終了。ユールゴーデンは5位と、2024シーズンから1つ順位を落とすこととなったが、小杉個人としては全30試合中28試合に出場、うち27試合がスタメンと充実のシーズンを過ごし、左サイドバックで不動の地位を確立していた。また、2024-25シーズンのカンファレンスリーグ(ECL)ではベスト4入りに貢献し、準決勝ではチェルシーとの対戦も経験した。

 小杉は「スウェーデンのシーズンは終了していたので、日本で休暇を取っていました」と、昨季終了後の自らの行動に言及しつつも、「しかし、フランクフルト移籍が確定すると、ブンデスリーガに備えて可能な限りの準備をしました。ドイツではまだシーズン半分以上が残っているからです。
必要なフィジカルコンディションを整えてきました」とも語っており、現在の状態は悪くなさそうだ。既にチームにも合流しており、ディノ・トップメラー監督とは、「トレーニングの中では、主に戦術面や自らの守備について話をしてきました」と小杉。「適応のために必要な時間も与えてもらえているので、自信を持って日々を過ごせています」と口にした。

 現在、フランクフルトは3バックと4バックを併用し、相手や戦況に応じて使い分けながら戦っている。小杉が入ると目される左サイドバック、および左ウイングバックのポジションを務めているのは、ドイツ代表DFナサニエル・ブラウンだ。昨年10月にドイツ代表に初招集された22歳は、DFBポカール1回戦を除く公式戦22試合に出場しており、簡単にポジションを奪うことはできないだろう。

 そんな“好敵手”について、小杉は「ナサニエル・ブラウンは非常に優れた選手で、私が深く尊敬する存在」と語ると、「現時点では、明らかに彼の方が一歩先を行っていますが、いずれは僕もそのレベルに到達したい。そのために日々努力を重ねています」と宣言。次のように自らの強みを口にし、ブンデスリーガでの成長を誓った。

「僕の主な強みは左足だと思っています。一方、戦術面や守備面ではまだ改善の余地があるとも痛感しています。何よりも重要なのは、ワイドでプレーする選手でも中央でプレーする選手でも、チームメイトとの良い連携を築くことです」


【動画】小杉啓太、ドイツ語を使って挨拶!



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