上層部との不和が要因となり、1月1日に双方合意のもと、エンツォ・マレスカ前監督がチェルシーを退任したことを受け、同じオーナーのコンソーシアム『BlueCo』が保有するストラスブールから引き抜かれる形で、6日にチェルシーの指揮官に就任したロシニアー監督は、2032年6月30日までとなる契約を締結したことも話題を呼んでいる。
そんなロシニアー監督は7日に行われたプレミアリーグ第21節のフルアム戦(●1-2)は指揮せず、スタンドから観戦していたため、10日に行われるFAカップ3回戦のチャールトン・アスレティック(2部)戦がチェルシーでの初陣となる。
これまでダービー・カウンティでの暫定指揮に加え、ハル・シティやストラスブールで監督を歴任してきたロシニアー監督だが、プレミアリーグのチームを率いるのは初めてとなっており、その手腕には注目が集まっている。
チェルシーでの初の試合前記者会見に臨んだロシニアー監督は「ストラスブールに就任したときも、私はメディアの笑いものになり、チームは最下位になるだろうと言われていた」と期待されていなかったことを明かしながら、そのような状況でリーグ・アンを7位で終え、UEFAカンファレンスリーグ(ECL)出場権を獲得したことも強調した。
「私はイングランド出身の無名選手だったけど、(昨季は)チャンピオンズリーグ出場圏内から勝ち点3差のところでシーズンを終えた。騒ぎはただの騒ぎなんだ。約束できることではないけど、ここで大きな成功を収められると強く信じている」
また、マレスカ前監督はオーナー陣との対立が続いたことでクラブを去ることになったが、ストラスブール時代から現オーナー陣と関係性のあるロシニアー監督は、上司の意向に従うために雇われたのではないかという見方もされているが、これを明確に否定した。
「この仕事に就いて、自分の考えを持たないことは不可能だと思う。理解はしている。でも、私はエイリアンでもないし、報道で何を言われているかも知っている。しかし、自分で決断を下さないと監督になることはできない」
「これほどのクラブではファンは成功を願っており、成功を望む権利も当然ある。ファンの心を掴むためには試合に勝ってファンを代表するチームを作り上げなければならない。
なお、チェルシーは今後、29日間で4つの異なる大会で9試合を戦う過酷な状況に直面するが、ロシニアー監督は「初日からプレッシャーはあった。もし、このプレッシャーと特権を引き受ける覚悟がなかったら、ここにはいなかっただろう」と意気込みを語った。
「楽しみにしている。明日の夜が待ちきれないよ。選手たちとスタッフは皆、私を支えてくれていて、まるで我が家にいる気分に感じさせてくれた。恐れや不安を感じていたら、監督でいる意味はない」
「私は24時間体制で働く。彼らが成功できるように、鼓舞していく。選手たちには次の試合に勝つことだけに集中するように言っている。それが連勝の秘訣だ。このクラブの可能性は無限大だ。

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