第104回全国高校サッカー選手権大会・決勝戦が12日に行われ、神村学園(鹿児島)と鹿島学園(茨城)が対戦した。

 “冬の風物詩”である高校サッカー選手権もついに聖地『国立競技場(現:MUFGスタジアム)』での最終決戦を迎えた。
決勝の舞台に駒を進めたのはいずれも初優勝を目指す神村学園と鹿島学園。神村学園はインターハイ王者の強さを見せつけ、東海学園(愛知)、水口(滋賀)、日大藤沢(神奈川)に快勝し、準決勝では尚志(福島)をPK戦の末に破って優勝に王手をかけた。2大会ぶり12回目の出場で、史上6校目となる“夏冬2冠”を目指す。

 対する鹿島学園は3大会ぶり12回目の出場。初戦で新田(愛媛)に7-0で快勝すると、その後は金沢学院大附(石川)、堀越(東京A)、興国(大阪)を下し、準決勝では前回大会準優勝の流通経済大柏(千葉)との接戦を制した。鹿島アントラーズがJ1リーグ、水戸ホーリーホックがJ2リーグ、筑波大学が全日本大学サッカー選手権を制するなど“茨城旋風”が吹き荒れる中、インターハイ王者を下して頂点に立つことができるだろうか。

 序盤から拮抗した展開が続く中、Jリーグ内定3名を擁する神村学園が19分に先制に成功。中盤でボールを受けた堀ノ口瑛太が相手DFラインの背後へ柔らかい浮き玉を送ると、抜け出した徳村楓大がシュートを放つ。これはGKプムラピー・スリブンヤコにセーブされたが、こぼれ球を日高元がボックス手前中央からゴール左上隅に蹴り込んだ。日高は得点ランキング単独トップに躍り出る今大会通算7ゴール目。神村学園が初優勝へ一歩前に出る。

 主導権を握った神村学園は30分、後方からのロングフィードに反応した徳村が右から仕掛けてボックス内でのファウルを誘発。
しかし、徳村が自ら蹴ったPKはGKプムラピーに好セーブに阻まれ、こぼれ球に詰めた倉中悠駕のシュートも右ポストを叩いた。それでも39分、クロスのこぼれ球を拾った堀ノ口がボックス手前中央で右足を振ると、アウト回転のかかったシュートはゴール右隅に突き刺さり、リードを2点に広げた。

 後半の立ち上がりは鹿島学園が圧力を強め、51分には清水朔玖の右CKから最後は内海心太郎のシュートが右ポストを叩く。56分には再び清水の絶妙なキックが決定機を生み出すが、渡部隼翔のヘディングシュートはGK寺田健太郎が枠外へと弾き出した。ピンチを凌いだ神村学園は63分にカウンターから決定機を作るも、徳村と日高が立て続けに放ったシュートはGKプムラピーの好セーブに阻まれる。

 その後、鹿島学園はワーズィージェイヴェン勝や松本金太朗ら前線にフレッシュな選手を投入してゴールを目指すが、神村学園も粘り強い守備対応を続けて追撃の1点を与えない。90+2分には途中出場の佐々木悠太がダメ押しの3点目を奪い、試合はこのまま3-0で終了。勝利した神村学園が史上6校目の“夏冬2冠”を達成した。

【スコア】
神村学園 3-0 鹿島学園

【得点者】
1-0 19分 日高元(神村学園)
2-0 39分 堀ノ口瑛太(神村学園)
3-0 90+2分 佐々木悠太(神村学園)


【ゴール動画】神村学園が鹿島学園に3発完勝! 選手権初優勝&夏冬2冠






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