レアル・マドリードに所属するブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールに契約延長の可能性が再浮上しているようだ。16日、大手メディア『ESPN』が伝えている。


 現在25歳のヴィニシウスは2018年夏にフラメンゴからレアル・マドリードに加入。ここまで公式戦350試合出場で112ゴール91アシストを記録し、2度のチャンピオンズリーグ(CL)制覇を含め、数多くのタイトル獲得に貢献してきた。

 そんなヴィニシウスの現行契約は2027年6月30日までと残り18カ月となっており、レアル・マドリードとしてはかねてより契約延長を望んで交渉を続けてきたものの、昨夏から指揮を執っていたシャビ・アロンソ前監督との確執があったことから、契約延長交渉は昨年5月以来、停滞していた。

 しかし、レアル・マドリードはスーペルコパ・デ・エスパーニャ決勝でバルセロナに2-3で敗れた2日後の今月12日にX・アロンソ前監督を解任し、カスティージャ(Bチーム)で指揮していたアルバロ・アルベロア監督が新たにトップチームの指揮官に就任したことで、ヴィニシウスを巡る状況も一変したという。

 今回の報道によると、X・アロンソ前監督が引き続き指揮を執っていた場合は契約延長の可能性が全くなかったが、指揮官が去ったことで契約延長に向けた話し合いが再開されることになるようだ。

 ただ、新契約締結に向けた障壁はまだ残っており、以前の交渉では現在の年俸が約1700万ユーロ(約31億円)であるヴィニシウスに対して、レアル・マドリード側が約2000万ユーロ(約37億円)を提示したものの、ヴィニシウス側はさらに1000万ユーロ(約18億円)のボーナスを要求したため、その後の話し合いは進まなかったとされている。

 なお、ヴィニシウス側はレアル・マドリードの給与支出が限界に近づいていることを理解しており、年俸約2000万ユーロ(約37億円)を上回る契約は難しいと考えているが、フランス代表FWキリアン・エンバペがパリ・サンジェルマン(PSG)から加入した時のように、ボーナスを通じて提示額を引き上げることは可能だと主張している模様で、ここでクラブとの隔たりがあるようだ。

 X・アロンソ前監督が退任したことで、ヴィニシウスに契約を延長する可能性が再浮上しているようだが、果たしてレアル・マドリードとの交渉はまとまるのだろうか。今後の動向には注目が集まりそうだ。
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