レアル・マドリードに所属する左SB(サイドバック)フラン・ガルシアが、元同僚のポッドキャストに登場した。

 1999年8月14に生まれのフラン・ガルシアは現在26歳。
ラ・リーガ屈指の攻撃的サイドバックは、レアル・マドリードのカンテラ出身でトップチームデビューも果たしたが、定着するには至らなかった。それでも、2020年夏から3年間プレーしたラージョ・バジェカーノで、名ラテラルとして記憶されるアンドニ・イラオラ監督(現:ボーンマス)と出会い、一躍頭角を現した。そして2023年夏、「いつも言っていたけど、僕の夢は戻ることだった」と買い戻しオプションを行使したレアル・マドリードに復帰。ここまでクラブ公式戦通算99試合に出場し、チャンピオンズリーグを含む計4タイトルを獲得している。

 そんなF・ガルシアは、ラージョ・バジェカーノ時代の“同僚”マリオ・スアレス氏のポッドキャストにゲスト出演した。圧倒的な走力とパワフルさで左サイドを制圧するプレーぶりで、169cmという身長を感じさせない同選手は、自身のことを「今となっては、自分がレゴで作った人形のように思えるよ」と形容したのだが、その背景には「僕がケガと闘ったのは、ユースのときだった。体がまだ出来上がってなかったから、筋肉系のケガも多かったんだ」とケガに泣いた過去があると告白。さらに、「肩を骨折し、復帰した最初の試合で今度は鎖骨を骨折したこともあった。(世代別の)代表に招集されたときは、2試合目で着地に失敗して肩が外れた。2度の脱臼、肩と鎖骨の骨折。頭の中で『楽しくない、辛い。フットボールをやめるべきか?』という考えもよぎったよ。
肩のケガのときは、横になれずに座ったまま眠っていたんだ」と苦悩に苛まれていたことを明かした。

 それでも、プレーすることを諦めなかったF・ガルシアは、マドリードの下町に本拠を構えるラージョ・バジェカーノでキャリアの転機を迎えた。「僕にとって、もっとも最適だった」とこの移籍を回顧しつつ、「すべてが親しみやすく、温かく迎え入れてくれたのを覚えている。最初の瞬間から、まるで自分の家にいるような気分だったよ。ラージョの偉大さは、クラブと生きる人々であり、僕が仲間と過ごしたチームは素晴らしかった」と“第2の古巣”に思いを巡らせた。

 また、レアル・マドリードのなかで感銘を受けた人物が「ルカ(・モドリッチ)だ」と口にしたF・ガルシアは、「とても親しみやすい人柄で、僕がこれからもずっと頼りにする人物だ。彼は、どんなに偉大な選手であっても、人としての本質は変わらないことを僕に示してくれた。トレーニング中は、少し気難しいところがあったけど、会えば抱きしめたくなるような人だよ」と多くのことを学んだと述べている。

 引退を考えたほどの苦悩、運命を変えてくれたクラブ、敬愛できる選手との出会い、とこれまでのキャリアの一部を語ったF・ガルシア。『サンティアゴ・ベルナベウ』でプレーする、という13歳のときから見ていた夢を生き続ける“今章”は、どのようなものになるのだろうか。
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