日英の官民連携プロジェクト『MUSUBIイニシアチブ』とリヴァプール財団によるプログラム『Leaders of Tomorrow』のパートナーシップ調印式が28日に、神奈川県川崎市にあるリヴァプール・フットボール・センター・川崎で行われた。

 調印式にはジュリア・ロングボトム駐日英国大使、リヴァプール財団のマット・パリッシュCEO、会場となったフットボールセンターが居を構えている川崎市の福田紀彦市長、『Leaders of Tomorrow』でリヴァプール財団を支援する日本財団の梅村岳大シニア・プログラム・ディレクターが出席した。


『MUSUBIイニシアチブ』は2025年に大阪・関西万博で発表。日英間での初の官民プロジェクトで政府、産業界、学術界、市民社会を結び、長期的かつ意義ある関係を築くことを目指している。今回は初の子ども向けプログラムとなり、ロングボトム大使は「若い世代の未来を支えるこの取り組みが、多くの新しい可能性を生み出していくことを確信しています。リヴァプール財団がリヴァプール市で経済的に困難な状況にある子どもたちを支えてきた経験を生かし、このプログラムを日本全国に普及させていくことに大きな誇りを持っています。日英が協力し、次世代を支え、よりよい未来をつくることはMUSUBIのミッションでもあります。スポーツは自分を信じる力、仲間を信じる絆を育み、社会を前向きな変化をもたらす力を持っています」とプログラムの発展への期待を語った。

 2025年夏、リヴァプールの来日に合わせて日本財団とパートナーシップを締結したリヴァプール財団。パリッシュCEOは、「2月の終わりくらいまでに7つの地域と協力しながら日本の地域、コミュニティ、学校とも連携が取れるようになっていくと思います」と、今後の見通しに言及。「実際に社会的なインパクトの大きさを測る上で、具体的な指標があまりない中、どうやって測っていくかというところを協議をしながら考えています。いろいろな日本の大学にも声をかけて、どう測っていくのが適切かというところも話をうかがいながらやっています。私たちがこれまでやってきているイギリスでうまくいっているプロジェクトだとしても、それを日本にそのまま持ってきてうまくいくかというと、そうではないと考えているので、うまくローカライズしていきたいと考えています」と続けている。

 また、「(リヴァプールのジャージを着たスタッフを指し)今日もキットで着ていただいていますが、電車などの公共の交通機関を使っていると、それを目にした一般の方々も、リヴァプールだというところで反応が良かったり、拍手をもらったりすることもあり、日本をはじめ、アジア・オセアニアでのリヴァプールブランドの大きさを感じています。
そこからのスケールアップに対しての機会もポジティブに考えていて、可能性を感じています」と、リヴァプールのエンブレム、ブランドを社会活動においてもうまく活用しながら広めていきたいと話している。
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