フランス代表MFエンゴロ・カンテの欧州復帰が決定した。3日、フェネルバフチェが公式X(旧:ツイッター)で発表した。


 現在34歳のカンテはフランスのブローニュ、カーンを経て2015年夏にレスターへ移籍。2015-16シーズン、“奇跡”とも称されたプレミアリーグ制覇に大きく貢献し、2016年夏にチェルシーへ完全移籍で加入した。2016-17シーズンにはプレミアリーグの年間MVPにも選出されるなど、チェルシーでは公式戦通算269試合に出場し、13ゴール16アシストを記録。プレミアリーグやチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ、FIFAクラブワールドカップなど、数多くのタイトル獲得に貢献した。

 2023年夏にフリーでアル・イテハドに加入し、今季もここまで公式戦26試合に出場して主力として活躍するなど、ここまで公式戦105試合出場で10ゴール11アシストという成績を残しており、昨年11月には1年ぶりにフランス代表にも復帰を果たしていた。

 そんなカンテはアル・イテハドと年俸8600万ポンド(約184億円)相当の契約を締結したことが加入当初は話題となったが、この契約も2026年6月30日までとなっていたため、去就に注目が集まっていたなか、フェネルバフチェから関心が寄せられ、今冬の移籍市場で2年半ぶりに欧州に復帰する可能性が浮上していた。

 そして、サウジ・プロフェッショナルリーグ(SPL)の市場閉幕間際には400万ユーロ(約7億4000万円)の移籍金でクラブ間合意に達したことも報じられていたが、時間内に取引は成立せず。その後、フェネルバフチェは移籍に向けてすべての書類を期間内に完了したものの、「相手クラブによる関連TMS情報の誤入力により、移籍登録期間内に取引を完了することができなかった」ことを発表。FIFA(国際サッカー連盟)とも協議を行なったものの、アル・イテハド側がいかなる正当な理由も示しておらず、取引が完了しなかったこと明らかにしていた。

 それでも、その後「諦めるという選択肢は私たちにはない」とフェネルバフチェが声明を綴っていたなか、アル・イテハドが半年残っていた契約を破棄して、カンテとの契約を解除したことを発表。これを受けて、フェネルバフチェもカンテが加入したことを明らかにしている。

 なお、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏は、カンテがフェネルバフチェと2028年6月30日までとなる2年半契約を締結したことを伝えている。


 また、この取引とは別でフェネルバフチェからモロッコ代表FWユセフ・エン・ネシリがアル・イテハドに移籍することもカンテの移籍と同様に動向が不透明となっていたが、FIFAとの交渉を経てアル・イテハドがエン・ネシリを獲得したことを正式発表しており、ロマーノ氏によると、フェネルバフチェは移籍金1400~1500万ユーロ(約26~28億円)程度を受け取ることになるようだ。
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