NECに所属する日本代表MF佐野航大が、今冬の移籍市場で大きな話題となった移籍について自身の言葉で言及した。

 現在22歳の佐野は2022年に米子北高校からファジアーノ岡山に入団すると、2023年夏にNECへと完全移籍。
加入当初から定位置を掴むと、ここまで公式戦通算81試合出場で12ゴール9アシストという成績を残しており、2025年6月には日本代表デビューも飾った。在籍3年目の今シーズンはここまでエールディヴィジで全20試合にフル出場し、3ゴール4アシストを記録している。

 この活躍もあり、佐野には国内外のクラブからの関心が強まることに。一部報道ではアヤックスとの個人合意に達したともされ、プレミアリーグのクラブからも巨額のオファーが届いていたとされていたが、NECは一貫して放出を拒否。佐野もチームへの残留を決断し、残りシーズンもNECでプレーすることが決まった。

 NECはクラブ公式サイトに佐野へのインタビュー動画をアップ。残留が決定したことで、この冬の移籍について佐野が自らの口で語った。

「良い気分ですが、いくつかのオファーをもらいました。この10日間は、僕にとってとても難しい時間でした。ただ、NECと話し合いの場を持ちました。今は頭の中がクリアですし、前に進まなければいけません。だからこそ、良い気分と言えます。
そして、この期間に僕にオファーをくれた方々にも感謝したいです」

 オファーがあったことを明言した佐野。様々な報道がなされたことについては「僕はまだ若いですし、完全に遮断できるとは言いません」とコメント。「でも、僕はプロサッカー選手ですし、ピッチで結果を出す必要があります。ピッチに立てなかったら、確かに辛かったと思います」と、大きな影響はなく、結果を残すことに集中していると明かした。

 ここまでチームの中心選手としてエールディヴィジではフル出場を果たしている佐野。シーズン終了後にはFIFAワールドカップ26が控えており、メンバー争いが熾烈となっている。代表キャップはまだ1試合ながらも、佐野はW杯について「僕の最大の夢」と言及。「だからこそ、今シーズンがどれほど重要かを理解しています。まだ代表に選ばれるチャンスは残っています」と語り、「実現するためには、多くの試合に出場し、より多くの経験を積まなければなりません。僕は自分の夢を叶えたいと思っています」と、しっかりとNECでチームに貢献し、W杯出場の夢を叶えると強い意気込みを語った。

 その中で、残留という選択を下した佐野。「いくつかのクラブとは話し合いました。
僕は彼らに自分の気持ちを伝えています。そして彼らも考えを伝えてくれました」と移籍交渉はあったと言及。「最終的に次のステップに進むため、僕はNECに来ました。だから、自分のキャリアについてはよく考えています。次のステップがいかに重要か、よく理解しています。だからこそ、よく考えています」と、ここからのステップアップも考えているとし「必ずしもこの夏のことだけでなく、この数カ月もそうでした。移籍は決して簡単なことではありません。だからこそ、僕は自分の状況を理解し、クラブの立場も理解しているつもりです」と総合的な判断の末の残留であると明かした。

 今シーズンのエールディヴィジでは現在3位につけているNEC。首位のPSVが大きく抜け出している状況だが、佐野はチームを良い順位で終えるために貢献できるのか。残留を強く願っていたファンの声に応え、夏は北中米の地で躍動する姿に期待がかかる。


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