リヴァプールがU-21イングランド代表MFハーヴェイ・エリオットについて、レンタル先のアストン・ヴィラと交渉を行うようだ。3日、『BBC』や『デイリーメール』など複数のイギリスメディアが伝えている。


 出場機会を求め、昨年夏にリヴァプールから買い取り義務付きレンタルでアストン・ヴィラへ移籍したエリオット。しかし、ウナイ・エメリ監督のチームで定位置を確保することはできておらず、ここまで起用されたのは公式戦7試合合計277分間のみ。直近は2試合連続でピッチに立ったが、それ以前は昨年10月に行われたヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ第2節を最後に3カ月以上も実戦から遠ざかっていた。

 もっとも、エリオットが出場機会を得られていないのは単なる“実力不足”ではなく、レンタル契約に付随する買い取り義務の発動条項が理由と見られている。『BBC』によると、エリオットがアストン・ヴィラで公式戦10試合に出場すると、自動的に推定3500万ポンド(約75億円)の買い取り義務が発動するとのこと。エメリ監督が完全移籍への移行を望んでいないため、買い取り義務の発動を防ぐべく出場機会を制限しているようだ。

 そうした中、アストン・ヴィラは今シーズン中の復帰が絶望的と見られているフランス代表MFブバカル・カマラに加え、スコットランド代表MFジョン・マッギンとベルギー代表MFユーリ・ティーレマンスを負傷で欠くことに。中盤は駒不足に陥っており、本音を言えばエリオットを自由に起用したいところだろう。報道によると、アストン・ヴィラは選手とクラブ双方にとって足枷となっている契約条件の見直しに向けてリヴァプールとの交渉を開始したようだ。

 買い取り義務の発動条件の引き上げ、あるいは買い取りオプションへの変更などが選択肢となる可能性が高く、今後も交渉は続く見込みだという。

 昨年夏のU-21欧州選手権で最優秀選手賞(MVP)に輝き、FIFAワールドカップ26を見据えた重要なシーズンを前に移籍を決断したエリオット。不遇の日々が続く中、果たしてクラブ間の交渉によって状況は改善されるのだろうか。

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