鹿島の現在の本拠地である『カシマサッカースタジアム(メルカリスタジアム)』は建設から30年以上が経過しており、年間約8億円の維持管理コストが大きな課題に。
その結果、新スタジアムは公設としつつ、建設費の一部や運営・維持管理にアントラーズなど民間活力を導入することが最適と判断し、県に対して提案。県は、本方式が中長期的なメリットを最大化させると判断し、公設での新設方針が決定したようだ。
新スタジアムの建設予定地は、現スタジアム隣接地の「卜伝の郷(ぼくでんのさと)運動公園」(鹿嶋市)となっており、今後は鹿島と茨城県、鹿嶋市の三者が緊密に連携しながら、2033年の開業という目標に向けて具体的な計画策定と精査を進めていくことが明らかになっている。
なお、新スタジアム開業後は、現スタジアムは解体する方針ではあるものの、一部をレガシーとして残すことを含めて今後は周辺まちづくりに着手していく模様で、広域的な課題である交通渋滞の緩和や、現スタジアム跡地の有効活用についても三者で協議を重ねていくことが伝えられている。
新スタジアムプロジェクトを発表したことを受け、鹿島のクラブ公式サイトで各代表者は以下のようにコメントしている。
■茨城県 大井川和彦知事
「新スタジアム整備に向け、県・鹿嶋市・鹿島アントラーズで方向性を共有できたことを大変心強く感じています。今後は県が主導することにより、地域の新たなシンボルとなるスタジアムの早期かつ確実な整備の実現に向けた検討を進めてまいります」
■鹿嶋市 田口伸一市長
「新スタジアムを核とした一体的な開発により、この周辺エリアを年間を通じて多くの人でにぎわい、魅力あるエリアとするため、茨城県、鹿島アントラーズおよび関係者の皆様とともに一丸となって、このプロジェクトが成功できるよう全力で取り組んでまいります」
■株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー 小泉文明代表取締役社長
「地域のシンボルを次世代へつなぐという茨城県ならびに鹿嶋市の英断に、心より感謝申し上げます。我々は民間の知見を最大限に注ぎ込み、新スタジアムを世界に誇れる地域のプラットフォームに育て上げるべく、全力を尽くしてまいります」

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