セリエA第25節が15日に行われ、ナポリとローマが対戦した。

 3位のナポリと5位のローマが3ポイント差で迎えた上位対決。
セリエAは2連勝中も直近のコッパ・イタリアでコモに敗れて準々決勝敗退となったナポリ。バウンスバックを図ったホームゲームではスコット・マクトミネイやケヴィン・デ・ブライネら引き続き一部主力を欠く中での戦いとなった。対してリーグ連勝でトップ4返り咲きを目指すローマは、パウロ・ディバラ、マティアス・スーレとアルゼンチンコンビが先発を外れた中、前節ドッピエッタのドニエル・マレン、加入後初スタメンのブライアン・サラゴサが前線で起用された。

 注目の太陽ダービーは開始早々に動く。7分、ローマが自陣でのボール奪取からロングカウンターを発動。ブライアン・クリスタンテのスルーパスで右サイドのスペースに抜け出したサラゴサが絶妙なグラウンダーの折り返しを送ると、ゴール前に走り込んだマレンが右足ダイレクトで合わせた。

 ファーストチャンスで先制に成功したローマはナポリの反撃を冷静に受け止めながら、再びカウンターを軸に追加点に迫っていく。その中で相手3バックに対して質的優位を見せたマレンが馬力のある仕掛けで際どい場面を作り出していく。

 前半半ばを過ぎても試合展開に大きな変化はなし。より効果的なカウンターでフィニッシュまで持ち込むローマは、30分にもニッコロ・ピジッリの鋭いミドルシュートや左サイドで果敢に仕掛けるウェズレイがシュートに持ち込む。

 これに対して最後の局面でうまくいかない場面が目立ったナポリだったが、前半終盤の40分にはボックス手前左でエリフ・エルマスからパスを受けたレオナルド・スピナッツォーラが右足のミドルシュート。これが相手のピジッリにディフレクトしてコースが変わると、ゴール右隅に突き刺さった。


 内容的にはアウェイチームも1-1のイーブンでの折り返しとなった上位対決。追いつかれたローマはサラゴサを下げてスーレをハーフタイム明けに投入。だが、開始早々には押し込んだナポリがボックス左でアントニオ・ベルガラのクロスを収めたスピナッツォーラの鋭いシュートでGKミレ・スヴィラルにファインセーブを強いる。

 以降はナポリに流れが傾きつつあるものの、ローマも粘りの守備で押し返して徐々に試合はこう着していく。

 より変化がほしいローマは65分、ピジッリとロレンツォ・ペッレグリーニを下げてニール・エル・アイナウィ、ロレンツォ・ヴェントゥリーノを同時投入。すると、交代直後の68分にはボックス内に抜け出したウェズレイがDFアミル・ラフマニに倒されてPKを獲得。これをキッカーのマレンがきっちり決めて2試合連続のドッピエッタ。再び勝ち越しに成功した。

 一方のナポリは失点に加えて、前述のプレーでラフマニが負傷。これがセリエAデビューとなるアリソン・サントスを投入すると、この交代策が同点ゴールをもたらすことに。

 82分、ラスムス・ホイルンドのポストワークから途中出場のジオヴァーニがペナルティアーク付近のアリソン・サントスにつなぐと、スポルティングCPからの新加入アタッカーはDFの股間を抜く右足シュートを左隅に突き刺し、デビュー戦で大仕事を果たした。

 これで2-2の振り出しに戻った太陽ダービーは後半終盤にかけて白熱。
後半アディショナルタイムにはローマがロビニオ・ヴァズ、ナポリがミゲル・グティエレスのボックス内でのシュートで3点目に迫ったが、いずれも相手の好守に阻まれた。

 この結果、白熱の上位対決は痛み分けに終わり、ナポリは上位ミラノ勢との勝ち点差が広がった一方、敵地で最低限の勝ち点1を持ち帰ることになったローマはユヴェントスを抜いて4位に浮上している。

【スコア】
ナポリ 2-2 ローマ

【得点者】
0-1 7分 ドニエル・マレン(ローマ)
1-1 40分 レオナルド・スピナッツォーラ(ナポリ)
1-2 71分 ドニエル・マレン(PK/ローマ)
2-2 82分 アリソン・サントス(ナポリ)
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