欧州サッカー連盟(UEFA)は、17日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・ノックアウトフェーズ・プレーオフ・ファーストレグのベンフィカvsレアル・マドリードで発生した事案について調査を行うと発表した。

 リーグフェーズでも対戦した両者。
ベンフィカを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が古巣のレアル・マドリードと対戦することもあり、大きな注目を集めた一戦は、50分にブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールがゴールを決めて1ー0でアウェイのレアル・マドリードが勝利を収めた。

 しかし、その後の試合展開は荒れ模様となった。キックオフで再開しようとしたところ、ベンフィカのアルゼンチン代表FWジャンルカ・プレスティアーニが口元を隠しながらセンターサークル付近で人種差別的な発言をしたとして、ヴィニシウスが主審に対して強く主張。約10分間試合は中断されたが、その後再開された。しかし、後半アディショナルタイムには加熱式タバコやペットボトルが観客席から投げ込まれ、ペットボトルがヴィニシウスに当たる場面も見られていた。

 この問題を巡っては、ヴィニシウスがSNSを通じて改めて人種差別問題を訴えた他、チームメイトのフランス代表FWキリアン・エンバペもプレスティアーニを強く批判するなど波紋が広がっている。さらに、SNS上では人種差別行為を強く非難する声も相次ぎ、大きな問題に発展している。

 そんな中、UEFAは公式サイトを通じて「倫理・懲戒監察官を任命」と声明を発表し、調査を進めるとした。

「UEFAは、2026年2月17日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ2025ー26 ノックアウトフェーズ・プレーオフのベンフィカ対レアル・マドリードの試合中に発生した差別的行為の疑いについて調査するため、倫理・懲戒監察官を任命した。本件に関するさらなる情報は、追って公表される予定となっている」

 両者の主張には隔たりがあるものの、人種差別問題が依然としてサッカー界に根強く残っていることも事実だ。25日に行われるセカンドレグを前に、UEFAの判断と調査結果が注目される。


【動画】ベンフィカが問題となったシーンを公開し反論

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