UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のノックアウトフェーズ・プレーオフ セカンドレグが24日に行われ、アトレティコ・マドリード(スペイン)とクラブ・ブルッヘ(ベルギー)が対戦した。

 先週に行われたファーストレグは壮絶な打ち合いの末に3-3のドロー。
トータルスコアでイーブンの状況でアトレティコホームの第2戦を迎えた。過密日程が続く中、リーグ前節でエスパニョールに4-2の勝利を収め、公式戦3戦ぶりの白星を挙げたアトレティコはその試合から先発2人を変更。アントワーヌ・グリーズマンとアデモラ・ルックマンに代えてコケ、フリアン・アルバレスを起用した。

 前回対戦と同様に立ち上がりから攻撃を仕掛け合う比較的オープンな展開で試合が進んでいく。アトレティコがジュリアーノ・シメオネの際どいポケット侵入であわやPK獲得というシーンを作れば、ブルッヘもヒューゴ・ヴェトレセンが枠を捉えた鋭いシュートでゴールに迫る。

 一進一退の攻防が続く中、徐々にペースを握り始めたホームチームが先制に成功。23分、GKヤン・オブラクからロングパントを相手陣内左サイドで収めたアレクサンダー・セルロートがDFをブロックしながらボックス内に持ち込んで左足反転シュートを放つと、GKシモン・ミニョレの脇下を抜けたボールがゴールネットを揺らした。

 ホームで先手を奪ったアトレティコは畳みかける攻めでアルバレスらが追加点に迫る場面を作り出すが、これを凌いだアウェイチームが同点に追いつく。

 36分、左CKの場面でキッカーのフリストス・ツォリスが右足インスウィングのボールを入れると、ニアでブランドン・メシェレが頭でフリックしたボールをゴール前に詰めたホエル・オルドニェスが頭で押し込んだ。

 1-1の振り出しに戻った試合はここからさらに白熱。立ち上がりから切れ味を見せる左サイドのツォリスが存在感を示すブルッヘは、ボックス内のヴェトレセンが続けてビッグチャンスに絡むが、ゴール至近距離からのダイビングヘッドと左足シュートはGKオブラクの驚異的な反応に阻まれる。一方のアトレティコも先制点と同じような角度からセルロートにシュートチャンスが訪れたが、ニア上を狙ったシュートは枠を捉え切れなかった。


 1-1のスコアで折り返した後半は、開始早々に動く。48分、アトレティコのセットプレーの流れからペナルティアーク付近でクリアボールに反応したジョニー・カルドーゾが胸トラップから抑えの利いた右足シュートを放つと、これがゴール左隅に突き刺さった。

 カルドーゾの加入後初ゴールで再びアトレティコがリードを手にするが、ブルッヘも失点直後に絶好調のツォリスがミドルシュートでGKオブラクを脅かすなど、素早い切り替えを見せる。

 時間の経過とともに試合がこう着し始めると、両ベンチが積極的に交代カードを切っていく。ブルッヘがより攻撃的な選手を投入したのに対して、アトレティコはグリーズマン、ルックマンの投入でカウンター色を強める。

 すると76分、前線でロングボールを収めたセルロートを起点にルックマンがグリーズマンとのパス交換でボックス左から折り返すと、最後はゴール前でフリーのセルロートがワントラップから左足シュートを突き刺し、ブルッヘを突き放す3点目を挙げた。

 その後、守備的な交代策で5バックに変更し逃げ切り態勢に入ったアトレティコだったが、公式戦2戦連続ドブレーテと絶好調のノルウェー代表FWが三度魅せる。87分、左CKのショートコーナーからマッテオ・ルッジェーリが左足で入れたクロスに反応したセルロートがゴール前にフリーで飛び込んで右足ワンタッチシュートを流し込み、ハットトリックを達成した。

 そして、セルロートのハットトリックの活躍で2戦合計11ゴールが生まれたブルッヘとの打ち合いを制したアトレティコが、3季連続でのラウンド16進出を決めた。

 なお、アトレティコは次のラウンドでリヴァプール/トッテナム・ホットスパーのいずれかと対戦する予定だ。

【スコア】
アトレティコ・マドリード 4-1(2試合合計:7-4) クラブ・ブルッヘ

【得点者】
1-0 23分 アレクサンダー・セルロート(アトレティコ・マドリード)
1-1 36分 ホエル・オルドニェス(クラブ・ブルッヘ)
2-1 48分 ジョニー・カルドーゾ(アトレティコ・マドリード)
3-1 76分 アレクサンダー・セルロート(アトレティコ・マドリード)
4-1 87分 アレクサンダー・セルロート(アトレティコ・マドリード)
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