J1リーグのFC東京となでしこリーグ1部のスフィーダ世田谷FCは、2027年から統合することに基本合意したと25日に発表した。3月に開幕する2026シーズンのなでしこリーグ1部はスフィーダ世田谷FCとして臨み、2027シーズンからはFC東京スフィーダに改称して戦うことになる。
また、将来的なWEリーグ参入も目指す。

 今後のチーム運営については詳細を両クラブで詰め、2027シーズンのなでしこリーグに引き続き参戦するために各所と連携して調整していくと発表している。

 合意のまでの背景として、FC東京側は「日本の首都である東京都を代表するクラブとして、男子、女子を問わずサッカーの価値を広げ、クラブとしての存在意義を高めていくこと」、スフィーダ世田谷FC側は「長年にわたり、トップチームから育成や普及まで日本の女子サッカーを支える存在となっており、その歩みをさらに発展させるために次のステージへ挑戦する道を模索」していくことにあったと説明。

「東京において、男子女子を通じて圧倒的なNo.1クラブになること」、「女子サッカーの競技力、育成、事業基盤を一体的に強化し、なでしこリーグ1部で優勝し、日本一をめざすこと」、「将来的なWEリーグ参入を見据えたクラブ作りを進めること」の3つを統合によるビジョンとして掲げる。

 今後はFC東京が培ってきたブランド力やクラブ運営、事業ノウハウ、ネットワークとスフィーダ世田谷FCが持つ女子サッカーの現場力、育成と普及の治験を掛け合わせることで、事業力と競争力を兼ね備えた女子サッカーチームの創出を目指す。

 発表に際して取材に応じた東京フットボールクラブ株式会社の川岸滋也代表取締役社長は、昨年の7月末にスフィーダ世田谷FC側に統合を打診したことを明かし、「クラブとして女子サッカーへの取り組みが進まないことへの課題感があった」とし、新規女子チームの立ち上げには時間などがかかることや、活動エリアの多くが重なっていることも理由としてあったと話している。

 クラブ名からは“世田谷”が外れるが、すでに世田谷区には報告をしたとのことで、特定非営利活動法人スフィーダの稲田能彦理事長は「スフィーダがやってきたことは継承され、一緒にやっていきます。名前は変わりますが、やっていくことは基本的に変わりません。ホームタウンも世田谷区を中心にと区長にも報告しました」と説明。川岸社長も「ファシリティはそれぞれが持っているものをそのまま使います。場合によっては融通することはありますが、スフィーダは世田谷区を基盤にしてきました。区に報告させていただいたときも、世田谷でもっと試合をしたい」と伝えたとコメントしている。

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