チャンピオンズリーグ(CL)ノックアウトフェーズ・プレーオフのセカンドレグが25日に行われ、レアル・マドリード(スペイン)とベンフィカ(ポルトガル)が対戦した。

 ついに“完全決着”の時が来た。
両チームが今大会最初に激突したのはリーグフェーズ最終節。GKアナトリー・トルビンの劇的ゴールもあって4-2で勝利したベンフィカが土壇場でプレーオフ進出を決めた一方、敗れたレアル・マドリードは3位から9位に転落し、野ックアウトフェーズへのストレートインを逃すことに。そして、両チームは奇しくもプレーオフで再び顔を合わせることとなった。

 ヴィニシウス・ジュニオールへの人種差別疑惑やジョゼ・モウリーニョ監督の退場など大荒れの展開となったファーストレグは、レアル・マドリードが1-0で勝利し、アドバンテージを手にホームへ帰還することとなった。ラウンド16進出をかけた3度目の直接対決、白い巨人が逃げ切るか、はたまたポルトガルの名門が再び奇跡を起こすのだろうか。

 序盤はベンフィカが良い入りを見せ、GKティボー・クルトワが守るレアル・マドリードのゴールに迫っていく。14分、右サイドで起点をアマル・デディッチが斜めに差し込み、リチャルド・リオスがダイレクトでスペースへ展開。抜け出したエヴァンゲロス・パヴリディスが折り返すと、最後はラファ・シルヴァがこぼれ球を蹴り込んで先制に成功した。

 しかし、レアル・マドリードもすぐさま反撃。失点から2分後、オーレリアン・チュアメニのパスカットからアルダ・ギュレルを経由し、右サイドの高い位置を取ったフェデリコ・バルベルデへ展開する。マイナス方向へグラウンダーで折り返すと、待ち構えていたチュアメニがゴール右下隅にダイレクトで蹴り込み、試合を振り出しに戻すとともに2戦合計で再びリードを奪った。

 32分、左から仕掛けたヴィニシウス・ジュニオールが柔らかいクロスを送り、ファーサイドでバルベルデが頭で折り返すと、ゴンサロ・ガルシアが詰めたこぼれ球をギュレルが押し込みネットを揺らす。
レアル・マドリードが逆転かと思われたが、オフサイドがあったとして得点は認められなかった。その後もレアル・マドリードが押し気味に試合を進める中、両チームにチャンスが訪れるもGKの好セーブもあってネットは揺れず、前半は1-1で終了した。

 後半も一進一退の攻防が続く。56分、ボックス内でボールを受けたトレント・アレクサンダー・アーノルドにチャンスが訪れると、その5分後にはR・シルヴァが右足アウトサイドで放ったミドルシュートがクロスバーを直撃。1点を追いかけるベンフィカは68分、敵陣でのパスカットから細かく繋ぎ、最後はパヴリディスがボックス手前から右足を振ったが、アントニオ・リュディガーとアルバロ・カレーラスのブロックに阻まれ、惜しくも得点とはならない。

 試合はタイスコアのまま終盤へ突入。80分、中盤でルーズボールを収めたバルベルデが前がかりになったベンフィカのDFラインの背後へスルーパスを送り、ヴィニシウスが抜け出す。左からボックス内へ侵入し、GKとの1対1を制してネットを揺らした。試合はこのまま2-1で終了し、2戦合計スコアを3-1としたレアル・マドリードが因縁の対決を制してラウンド16へ駒を進めた。

【スコア】
レアル・マドリード 2-1(2戦合計:3-1) ベンフィカ

【得点者】
0-1 14分 ラファ・シルヴァ(ベンフィカ)
1-1 16分 オーレリアン・チュアメニ(レアル・マドリード)
2-1 80分 ヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード)
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