アトレティコ・マドリードに所属するFWアントワーヌ・グリーズマンは、自身の去就における岐路に立っているようだ。26日付でスペイン紙『マルカ』が報じている。


 ロヒブランコスでの華々しい別れか、メジャーリーグサッカー(MLS)での新しい冒険か。主将コケとともに、シメオネ・アトレティコの“アイコン”であるアントワーヌ・グリーズマンは、2027年夏までの現行契約を残しているなか、オーランド・シティからオファーを提示されたことが取り沙汰されていた。回答期限は3月26日とのことで、これは春秋制のMLSにおける移籍市場の最終日となる。

 そしてスペイン紙『マルカ』は、世代交代の局面にある今シーズンは出場機会が限定されているグリーズマンにとって、「このオファーは、経済的にも生活面でも、選手にとって非常に魅力的なもの」と前置きした上で、「しかし、明らかな欠点がある」と指摘。それは、仮にアメリカ行きを決めた場合、シーズン終了を待たずにクラブを去ることとなり、最大の願いである、アトレティコ・マドリードでのキャリアをタイトルで締めくくるという夢は、諦めなければならなくなることだ。そのため、ファイナルに片手をかけているコパ・デル・レイ(国王杯)を有終の美として考える可能性は大いにあるほか、チャンピオンズリーグ(CL)・ラウンド16進出も残留を後押しする、と記している。

 一方で同紙は、「おそらく、彼はアトレティコでシーズンを終えるだろう」と楽観的な見方を示しつつも、「いかなるシナリオも排除できない」と警鐘。とりわけ、4-0で先勝したなかで迎える、来月3日の国王杯・準決勝2ndレグのバルセロナ戦でチームが失態を犯した場合はなおさらだという。「カンプ・ノウでの敗戦は事態を急展開させ、時期尚早な退団を招く可能性がある」と併せて伝えている。

 また、クラブ側は、国王杯とCLが残っている現状において同選手退団を望んでいるわけもなく、ディエゴ・シメオネ監督も「失いたくない」と考えているとのこと。が、“チョロ”は、グリーズマンが今シーズンに与えた役割(スーパーサブ)に完全に納得していないことも分かっているため、本人の最終的な判断を尊重する意思のようだ。

 ロヒブランコスの“7”は、どのような形でさようならを告げるのだろうか。
キャリア最大の章の終わらせ方を決めるのは、他ならぬグリーズマン自身となる。
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