セットプレーから多くの得点を挙げていることに注目が集まっているアーセナルだが、ブライトンを率いるファビアン・ヒュルツェラー監督が問題点を指摘した。3日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。


 プレミアリーグで現在首位に立つアーセナルは今季、セットプレーを最大の強みとしており、ここまでプレミアリーグで58得点を挙げている中で、(PKを含む)セットプレーからの得点数が21点とリーグ最多を記録。そのうち16得点がコーナーキック(CK)から決まっており、すでに1992-93シーズンのオールダム・アスレティック、2016-17シーズンのウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)と並んで、プレミアリーグ歴代最多記録となっている。

 また、データサイト『OPTA』では今季9回もCKから先制点を奪っているアーセナルは、1994-95シーズンのサウサンプトンと並んで、1シーズンにおける最多タイを記録しているほか、CKから9回の決勝点を挙げていることはプレミアリーグ史上最多となっていることなども伝えられている。

 そんなアーセナルとの対戦を4日に控えているなか、ヒュルツェラー監督はあまり話題にはされていないものの、アーセナルが得意としているCKを蹴るのに1分以上も待つことがある問題点を指摘した。

「CKやスローインにどれくらいの時間を費やせるかについて、もはや明確なルールはない。チームのブロック方法にも明確なルールがないものがある。時々、審判が笛を吹けばファウルになることもあるし、ファウルにならない場合や、笛を吹かない場合もある」

「CKやフリーキックにどれくらいの時間をかけていいのか明確なルールが必要だ。なぜなら、誰もそれを認識していないからだ。アーセナルがリードしていてCKを獲得した時に、CKを蹴るだけで1分以上もかかることがある」

「すべてのサポーターは私たちの試合を見るために多額のお金を払っているのだから、同じ試合時間を見せるべきだ。彼らはフットボールの醍醐味を見たいのだ。ボールが動いているのが50分で、そうでない時が40分もあるのではなくね」

「しかし、これらのルールがすぐに変更されることはない。セットプレーがどれほど重要であるか、私たちは理解している。
現時点で、リーグではそれが大きなトレンドとなっていて、私たちは間違いなくそれに対応する必要があるからね」

 実際に、『OPTA』によると、アーセナルは今季のプレミアリーグでCKでの遅延時間がリーグ最長で、合計2時間を超え、1試合平均4分18秒を記録しているという。さらに、1回あたりのCKにかけている時間も平均44.8秒と今季のプレミアリーグでどのチームよりも長く、一番短いチェルシー(平均30.8秒)よりも約50%も長い時間をかけていることが伝えられている。

 このような指摘を受けたアーセナルのミケル・アルテタ監督は、こうした批判が仕事の一部であることを強調しつつ、「もっと得点が取れなかったこと、そしてセットプレーから失点してしまっていることに腹が立っている。私たちはあらゆる局面で最高かつ最も支配的なチームになりたいと思っている。それがこのチームの目指す方向であり、目標だ」と語っている。


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