FIFAワールドカップ2026を共催するメキシコのクラウディア・シェインバウム大統領が、W杯の観戦に訪れるファンを保護するため、約10万人の警備要員を配備する計画を発表した。6日、イギリスメディア『BBC』が報じた。


 メキシコでは先月22日に実施した軍事作戦により、麻薬組織ハリスコ新世代カルテル(CJNG)の首領ネメシオ・オセゲラ・セルバンテス(通称“エル・メンチョ”)が死亡。その報復行為としてカルテルによる道路封鎖や放火など混乱が生じている。W杯開催地の一つであるハリスコ州の州都グアダラハラでも暴動が発生するなど、開幕まで100日を切ったW杯への影響が懸念されている。

 シェインバウム大統領が発表した“W杯の安全な開催を確保する計画”によると、軍人2万人と警察官5万5000人に加えて民間警備会社の手も借りて、延べ「9万9000人強」を動員して、開催都市とその周辺の観光地をカバーする。軍用・民間車両約2500台、航空機24機、対ドローンシステム、爆発物・薬物探知犬も投入される。

 国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長は、メキシコが依然としてW杯開催を成功させられることについて、「不安はまったくない」とコメントしている。

 グアダラハラでは韓国代表の初戦や、スペインvsウルグアイなどの試合が予定されている。
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