FAカップ5回戦が8日に行われ、ポート・ヴェイル(3部)とサンダーランドが対戦した。

 ポート・ヴェイルは、イングランド3部のEFLリーグ1で1つ上の順位であるノーサンプトンよりも消化試合数が4つ少ないとはいえ、勝ち点「8」差をつけられてリーグ最下位に沈んでいる。
しかし、国内カップ戦ではカラバオ・カップ2回戦で岩田智輝と古橋亨梧、藤本寛也を擁するバーミンガム(2部)に勝利し、FAカップでは4回戦でブリストル・シティ(2部)を下して5回戦に進出。その5回戦が、ポート・ヴェイルの本拠地『ヴェイル・パーク』にサンダーランドを迎えて行われた。

 試合は28分、ポート・ヴェイルが左CKからショートでつなぎ、エトン・アーチャーがクロスを上げる。ボックス内でダジャン・ブラウンが倒れ込みながらも蹴り上げたボールに最後はベン・ウェインが頭で押し込み、ポート・ヴェイルが先制。その後、ポート・ヴェイルはこの1点を守り抜き、1-0でサンダーランド相手に金星を挙げてFAカップ準々決勝に勝ち進んだ。

 ベン・ウェインは試合後、イギリスメディア『BBC』のインタビューを通じ、自身のゴールについて「ボールが本当にいい形でこぼれてきた。彼(ダジャン・ブラウン)のヒザに当たってうまく跳ね上がって、(シュートが)キーパーの上をループするように越えていくのがスローモーションみたいに見えていたよ」と振り返った。

 そして、試合を振り返って「チームの一体感が1番良い点だった。最後の5分から10分の間、僕たちがどれだけ団結していたか。ピッチを全力で駆け上がっては自陣に戻って、勝利のために何でもやってやるという気持ちだった」とコメント。「正直に言うと準々決勝に進んだことに気づかなかった。今さっき聞いたばかりなんだ。
30年ぶりに5回戦に進んでいたのは知っている。本当にすごいことだ」と、チームの団結ぶりを語った。

 また、子どもの頃からサンダーランドの宿敵であるニューカッスルを応援していたというベン・ウェイン。「これ以上のことはないよ! こんな展開が待っているなんて夢にも思わなかった。こういうことになって家族も喜んでくれていると思う」と喜びを爆発させた。


【ハイライト動画】ポート・ヴェイルvsサンダーランド


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