イランのスポーツ・青少年大臣を務めるアフマド・ドニャマリ氏が、イラン代表のFIFAワールドカップ2026参戦について国際サッカー連盟(FIFA)と協議していることを明かした。14日、イギリス紙『アッシャルクル・アウサト』が報じた。


 イラン代表はアジア最終予選のグループAを首位で通過し、4大会連続7回目の本大会出場権を獲得。W杯のグループステージはすべてアメリカで予定されており、6月15日にニュージーランド代表、同21日にベルギー代表、同26日にエジプト代表と対戦する。

 しかし、アメリカとの対立が2週間以上続くなか、イラン代表のW杯参加をめぐっては議論が続いている。ドニャマリ氏は11日、「腐敗した政府が私たちの指導者を暗殺した以上、いかなる状況下でもW杯に参加できる適切な条件など整っていない」と発言。同日にFIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は、アメリカのドナルド・トランプ大統領がイラン代表のW杯参加を歓迎しているとのコメントを発表していた。

 しかしながら、トランプ大統領は12日に自身のSNSを通じて、「イラン代表のW杯参加を歓迎するが、選手たちの生命と安全に鑑みると、その参加は適切​​ではないと考えている」と発言。イラン代表の公式SNSはこれに反発し、「除外される可能性があるのは、“開催国”という肩書きを持つだけで、この世界的なイベントに参加するチームの安全を確保できない国だけだ」と強く非難していた。

 そんななか、ドニャマリ氏は見解を改め、試合開催地をアメリカから共催国のメキシコに変更する方向で、イラン代表のW杯出場を実現できないか調整していることを明かした。国営通信社『IRNA』によると、FIFAと共同でこの提案を検討しており、「何としても我々の選手たちがワールドカップに出場できるよう、条件が整うことを願っている。参加が依然として可能であることを確実にするため、スポーツのあらゆる側面を慎重に活用することが重要だ」と述べたようだ。
編集部おすすめ