11年ぶりの出場となったチャンピオンズリーグ(CL)はリーグフェーズで、コパ・デル・レイ(国王杯)はベスト4で敗退した後、ラ・リーガでも3試合未勝利で10位に後退、と艱難辛苦の日々を過ごしているアスレティック・ビルバオ。“バスク純血主義”の哲学の下で、リーグ戦とCLを同時並行で戦えるだけの編成を組むのは困難を極め、主力選手の相次ぐケガやコンディション不良に泣かされているのも要因のひとつだ。
そんななかで、注目を集めているのが、エルネスト・バルベルデ監督の進退だ。第3次政権の4年目、通算10年目の今シーズンは上記で述べた通り、「苦い結果に終わりそうな年」となっている。スペイン紙『アス』によると、ここまで公式戦42試合で20敗を喫しているのだが、すでにこれは、“チングリ”がアスレティック・ビルバオで指揮を取った過去10年間におけるワースト記録とのこと。加えて、今夏には会長選挙が控えており、政局が進退に影響を及ばす可能性もある(前回の会長選挙において、当時チームを指揮していたマルセリーノ監督が同様の理由で退任している)ことを併せて伝えている。
その一方で同紙は、現段階で会長選挙への出馬を表明しているのがホン・ウリアルテ現会長のみであり、同会長は自身が再選した場合には、バルベルデ監督にもう1年だけ任せる意向を示していると指摘。14日の第28節ジローナ戦後には、ミケル・ゴンサレスSD(スポーツディレクター)が「素晴らしい1年にするにはまだ間に合う。エルネストとは、いつもシーズン終了後に物事を決めてきた。過去2回の契約更新においても、すべてが順調に進んでいたが、正式なサインはシーズン終了後だったよ」としつつ、「彼とは毎日話し合っているし、まもなく通算500試合指揮という節目を迎えるので、今はそれに集中している。お互いの関係は非常に良好で、我々は落ち着いていて、将来については数週間後に話し合う予定だ」と述べていた。
また、仮にバルベルデ監督が退任した場合、後任としては、アスレティック・ビルバオで通算500試合以上に出場したアンドニ・イラオラ氏(ボーンマスとの現行契約が今夏に満了)やイニゴ・ペレス氏(ラージョ・バジェカーノ)が、候補に挙がっているようだ。
40年ぶりの国王杯優勝をもたらしたほか、ヨーロッパリーグでベスト4に進出、チャンピオンズリーグの出場権も11年ぶりに獲得と多くの功績を残したバルベルデ監督。残留か、退任か。今夏の進退にスペイン国内から注目が集まっている。

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