明治安田J1百年構想リーグ第7節、鹿島アントラーズFC町田ゼルビアを3-0で下し、破竹の6連勝。EAST首位の座をがっちりキープした。


 鹿島は開始5分に鈴木優磨のゴールで幸先よく先制すると、前半終了間際の44分には三竿健斗が追加点を挙げる。「昨年はゴールもアシストもできなかったので、結構早い段階で取れたことは良かった」と三竿。2024年11月に行われたJ1リーグ第35節・川崎フロンターレ戦以来、約1年4カ月ぶりのゴールとなった。

「何のためにハイプレスをするかと言ったら、ボールを取るため。そこは鬼さん(鬼木達監督)にも言われています。今はチーム全員でハードワークできているので、そういった努力や自己犠牲が得点に結びついたと思う」という三竿の言葉通り、敵陣での見事な即時奪回からゴールネットを揺らしてみせた。前線からの連動したプレスで町田を自陣に押し込むと、ボールを受けた白崎凌兵に対して三竿が猛然とチェイスする。三竿の果敢なプレーをきっかけにボールを奪うと、松村優太、田川亨介とつないで最後はゴール前の三竿が冷静にフィニッシュ。「あの形は試合前のウォーミングアップでやっている形なので、落ち着いてGKを見て蹴れたかなと思います」と振り返った。

 敵陣深い位置でボールを受けた白崎に対してプレスをかけた場面について、三竿は「最初は狙うつもりはなかったんですけど、もう一つ持ち出そうとしたので、いけるかなと思った」と話す。「あそこは守備側からしたら、一か八かで突っ込んでいい場面。僕も開幕節(FC東京戦)であそこで取れているんですけど、そういったことも鬼さんから言われていたので『今度は自分がやってやろう』と思って行きました」と振り返り、三竿の判断が光ったシーンとなった。


 また敵陣でボールを奪ってゴールまでつなげた一連の流れには、試合当日“とあるヒント”を得ていたという。それはUEFAチャンピオンズリーグ・ラウンド16、アーセナル対レヴァークーゼンの一戦だ。ホームのアーセナルは63分、イングランド代表MFデクラン・ライスが相手DFのクリアを拾い、鋭いシュートを決めていた。「今日のCLでデクラン・ライス選手が守備から得点を取っていて、『こういうプレーができたらいいな』というイメージがありました。ちょっと形は違いますけど、自分の良さを出しつつゴールが取れたので良かったです」と胸を張った。

取材・文=三島大輔(サッカーキング編集部)


【ハイライト動画】優磨、三竿、チャヴリッチ!町田を3-0で撃破し、6連勝!

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