3月14、15日に「JA全農杯全国小学生選抜サッカーIN関東」が栃木県・佐野市運動公園で行われた。
関東大会には関東1都7県の県大会上位2チーム、計16チームが出場。
大会には、チームの総合力が問われるルールが採用されている。8人制で12分×3ピリオドの試合形式。原則として1人の選手が3ピリオドすべてに出場することはできない。第1ピリオド、第2ピリオドは、それぞれ試合前に決めた8人が出場。5分間のインターバルを挟んで行われる第3ピリオドは、交代を無制限に行える。能力の高い選手だけで戦い続けることはできない仕組みで、戦力を分配する采配力、選手の対応力が求められる。
■決勝戦はJリーグ下部組織対決に
決勝戦には、準決勝でレジスタFC(埼玉県)に3-0で完勝した川崎フロンターレU-12(神奈川県)と、横河武蔵野フットボールクラブU-12に3-1で競り勝った鹿島アントラーズつくばジュニア(茨城県)が進出。予選リーグAブロックで対峙した2チームが、再戦で関東王者の座を争った。
第1ピリオドは、電光石火の先制点を挙げた川崎U-12のペースで進んだ。試合開始26秒、左後方から藤木乃以が対角にミドルパスを送ると、相手の背後へ抜け出た菊池晴臣が「お父さんが、いつも小さいボールを投げて練習をやってくれる。
しかし、第2ピリオドになると、推進力のある選手を多く起用した鹿島つくばジュニアが反撃。3分、相手がゴールキックを短くつないだ連係ミスを突いてシュートを連発。準決勝まで通算10得点の永田龍樹は、力強いドリブルで何度も前進した。7分、小野翼が敵陣でのこぼれ球をファーサイドに巧みに決めて同点とした。
第3ピリオドは、時間の経過とともに、球際の争いが激しくなったが、両チームとも譲らず。1-1のまま6分間の延長戦に突入した。決勝点を得たのは、川崎U-12だった。右から押し込んだ芳賀廣人のクロスをファーサイドで受けた福原暖太が後方へ少し持ち出してシュートコースの角度を生み出し、鮮やかにゴールを決めた。
鹿島つくばジュニアも、終了間際にミドルシュートのこぼれ球を根路銘慶安(5年)が狙うなど最後までゴールに迫ったが、2-1でタイムアップ。川崎U-12が、前日の予選リーグで2-4と敗れた一戦の雪辱を果たすとともに、関東王者に輝いた。
5月の全国大会には、全国9地域で行われる予選大会を勝ち上がった上位16チームが集う。関東からは、川崎U-12、鹿島つくばジュニアと3位決定戦で勝利したレジスタFCが、日本一に挑戦する。
■試合後コメント
▼大田和直哉監督(川崎フロンターレU-12)
予選リーグは、プレッシャーや緊張から、状況判断に迷って相手に捕まってしまった。相手の強いFWにやられてピンチが多かったので、役割をハッキリさせました。最上級生になる初めての公式戦で、思い通りの力が出せなかった。子どもたちも嬉しい気持ちは半分で、まだまだ足りない部分も自覚していると思う。全国大会は、またそういうところを伸ばせる機会にしたい。
▼菊池晴臣(川崎フロンターレU-12)
昨日の予選リーグは、ほとんど試合に出られなくて悔しかった。FWで出場したけど、ボールを収められなかった。今日は、調子が良くて、自分が点を決めて、その後は応援を頑張った。優勝できて、すごくうれしい。シュートは、GKが出てきたのが見えたので、上を越して落ちる球を狙いました。
▼福原暖太(川崎フロンターレU-12)
優勝できて、めっちゃうれしいです。延長戦で(芳賀)廣人君から高いボールが来た。来るかなと信じて走り込んでいました。トラップして、少し後ろにコースを作って打ったら入ったので、うれしかった。昨日は、みんなが中に行ってしまってサイドがいなかったので、今日はサイドに散らしてチャンスを作れました。全国大会は、みんなでもっと一丸になって、良いプレーをして相手を圧倒して、絶対に優勝したいです。
▼那須川将大監督(鹿島アントラーズつくばジュニア)
こちらも優勝を目指していましたが、予選では勝っていたので、相手は向かって来る気持ちがあったのだと思います。内容面で、ボールを保持して攻撃できていたのは、大きな収穫。しっかりとゴールに向かう意識があったし、奪われたら奪い返す場面もたくさんあったので、そこは評価して伸ばしていきたいです。全国大会でも、いろいろな地域のチームとやれる。また成長できる場があるのは素晴らしい。
▼永田龍樹(鹿島アントラーズつくばジュニア)
延長戦になっても緊張はしていなくて、やってやるぜという気持ちでプレーしていました。2日間で10点取れたけど、決勝の一番大事な場面で取れなくて悔しいです。準決勝までは、自分で持ち込んでシュートを打てたけど、決勝では自分でチャンスを作れなかったし、周りのみんなとも(息が)合わなかったので、改善したいです。この経験を生かして、全国大会では、みんなでチームワークを作って、自分も得点を目指して頑張ります。
▼小野翼(鹿島アントラーズつくばジュニア)
自分の得点で同点に追いつけたけど、最後は、自分がマークをしていないといけない選手を守り切れなくて、やられてしまったので、そこは次に生かしていきたいです。延長戦は、自分の体力もきつい中、みんながタフに戦ってくれた。次の全国大会では、自分もしっかりやっていきたいです。全国大会では、団結力と個人の力が必要です。たとえ、チームが負けていても自分が起点になって逆転していける選手になりたいです。
取材・文=平野貴也

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