リヴァプールは24日、エジプト代表FWモハメド・サラーが今シーズン限りで退団することを発表した。

 サラーは2017年夏にリヴァプールへ加入。
2度のプレミアリーグ制覇やチャンピオンズリーグ(CL)優勝など数多くのタイトル獲得に貢献し、ここまで出場した公式戦通算435試合での得点数はクラブ歴代3位の「255」に上る。クラブは退団発表に際し、「リヴァプールの歴史上、最も偉大な選手の一人として、地位を確固たるものにした」と“レジェンド”の功績を称えた。

 かつてリヴァプールで9年間に及ぶ長期政権を築き、クラブに栄光をもたらしたクロップ氏は、イギリスメディア『BBC』を通じて“元教え子”サラーについて言及。「一緒に仕事をしている時は他の選手とは何ら変わらない。『ここでボールを失ってはいけない』とか『ここで守らなければならない』といった具合にあらゆることを指示していた」と当時を振り返りつつ、次のように言葉を続けている。

「しかし、もっと広い視点で見ると、彼の記録は驚異的で他に類を見ないほどの数字だ。10年後に誰かがこの記録を破っているだろうか? ウーゴ・エキティケであれ誰であれ、サラーの記録を超えるのは本当に難しいことだと思う。彼は史上最高の選手の一人だ」

 クロップ・リヴァプールにおいて、サラーとともに攻撃を牽引したのがブラジル代表FWロベルト・フィルミーノ(現:アル・サッド)とセネガル代表FWサディオ・マネ(現:アル・ナスル)。それぞれが異なる特徴を持った強力3トップは得点を量産し、14年ぶり6度目のCL制覇の原動力ともなった。クロップ氏にとってもこの3人は“最強の前線ユニット”だったという。

「サラーは長年、世界最高の3トップの一員だった。その中で最も多くのゴールを決めており、これは特筆すべきことだ。
他の2人をわずかに上回るだけでも容易ではない。彼らにはそれぞれ得意なスキルがあったが、サラーは最後の局面で決定力を発揮し、誰よりも強く勝利を望んでいた」

 リヴァプールはプレミアリーグで首位アーセナルに「21」ポイント差を付けられており、連覇は絶望的となっているが、FAカップとCLでは準々決勝に進出。“レジェンド”のラストイヤーをタイトル獲得で締めくくることができるだろうか。クロップ監督は「彼が残りのシーズンを楽しめることを心から願っている。彼は試合に勝ち、ゴールを決めることでした楽しめないことを知っているからね」とエールを送った。
編集部おすすめ