FIFAワールドカップ2026出場を懸けたイタリア代表と、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表の大一番を前に“スパイ疑惑”が取りざたされているようだ。イタリア『ガゼッタ・デロ・スポルト』など複数メディアが報じている。


 イタリアとボスニア・ヘルツェゴビナは26日、FIFAワールドカップ2026欧州予選プレーオフ準決勝で、それぞれ北アイルランド代表、アルバニア代表を撃破し、プレーオフ決勝へ駒を進めた。

 そして、両者は31日、ゼニツァにあるビリノ・ポリェでW杯本大会出場を懸けた大一番を戦う。

 その重要な一戦を前にイタリアによる“スパイ疑惑”が取りざたされている。

 今回の騒動の発端はボスニア・ヘルツェゴビナメディア『sportsport.ba』による報道だった。

 ボスニア・ヘルツェゴビナの代表チームは、首都サラエボ近郊のブトミル練習場で、イタリア戦に向けたトレーニングを実施。メディアにはトレーニング冒頭15分のみが公開され、以降は非公開となっていた。

 だが、同地に滞在する欧州連合部隊(EUFOR)に所属し、軍服を着たイタリアの身分証明書を提示した男が現場に留まり、非公開トレーニングの一部を自身のスマートフォンで撮影していたことが発覚した。これを受け、警備員が介入し、同人物を施設外に追い出した。

 今回の一件を受け、ボスニア・ヘルツェゴビナサッカー連盟(N/FSBiH)はEUFORに対して、正式な抗議を行った。また、同国メディアはイタリア人兵が母国代表のためにスパイを行ったのではないかとの論調で対戦相手を非難していた。

 ただ、その後の調査によると、イタリア人兵はたまたまブトミルに滞在し、好奇心と純粋な個人の利益のために撮影を行っていた模様。さらに、EUFORはイタリアサッカー連盟(FIGC)がこの件に関与していないことを確認した。


 イタリア人兵は“スパイ”にしてはあまりにもバレバレな様子であり、EUFORの調査結果が正しいと思われるが、大一番を前に両者の関係性は非常にピリピリしている。


【写真】“スパイ疑惑”かけられたイタリア人兵




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