バルセロナに所属するスペイン代表FWラミン・ヤマルが1日、自身のインスタグラムを更新。3月31日に行われたエジプト代表戦で発生した人種差別的なチャントについて声明を出した。


 3月31日に国際親善試合が行われ、スペイン代表はエジプト代表と対戦し、0-0のスコアレスドローで終わった。

 事件が起きたのは、『RCDEスタジアム』で開催された一戦。観客席の一部から「飛ばない者はイスラム教徒だ」という不適切なチャントが繰り返される事態となった。試合後、MFペドリは「人種差別的なチャントには一切賛同しない」と発言すると、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督も「到底容認できない」として、非難のメッセージを残している。

 また、カタルーニャ州のスポーツ大臣であるベルニ・アルバレス氏も、「スペイン代表対エジプト代表の際に、スタンドの一部のファンによる容認できない行為を遺憾に思う。関係者にはプロトコルの発動を要請をしており、スポーツが憎悪や人種者別のない空間となるように取り組んでいきたい」と声明。カタルーニャ州警察も、このチャントについて捜査に乗り出すとされている。

 試合から翌日、スペイン代表でイスラム教徒であるヤマルも、自身のインスタグラムを通じて声明を発表した。

「僕はイスラム教だ。アッラーに感謝している。昨日、スタジアムで『飛ばない者はイスラム教徒だ』というチャントが聞こえた。これは対戦相手に向けられたもので、僕個人に向けられたものではないことをわかっているが、イスラム教徒として無礼で容認できないものだ」

「すべてのファンがそうではないことを理解しているが、このようなチャントを歌う人に言いたいのは、スタジアムで宗教を冗談に使うことは、自身が無知で人種差別主義者と言うようなものだ」

「サッカーは楽しむもの、応援するものであり、人々のあり方や信条を軽んじるものではない。
最後に、応援しに来てくれた人に感謝したい。ワールドカップで会おう」
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