スポルティングに所属する日本代表MF守田英正がスターティングメンバーに名を連ねた一戦は、序盤の6分にウルグアイ代表MFマクシミリアーノ・アラウホがクロスバー直撃のシュートを放つなど、ホームチームのスポルティングが悪くない入りを見せる。アーセナルとしては難しい展開を強いられたが、後半に入ると徐々に流れを引き寄せる。チャンスの数を増やすなか、63分にはスペイン代表MFマルティン・スビメンディのゴールが直前のオフサイドで取り消しになるなど、“あと一歩”が足りないまま後半アディショナルタイムに入ったが、最後の最後、ハヴァーツがこじ開けてみせた。
敵陣左サイド大外でボールを持ったブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリがカットインし、ペナルティエリア手前の位置で、右足で浮き球のボールを送ると、このボールにハヴァーツが反応。後方からボックス内へ走り込み、見事なファーストタッチから冷静に流し込み、アーセナルの勝利を決定付ける先制弾をマーク。試合はこのままタイムアップを迎え、アーセナルは1点をリードしてホーム開催のセカンドレグへ向かうこととなった。
試合後、ハヴァーツは「試合終盤にゴールを決めるのは、いつだって嬉しいものさ。特にファンの前でなら尚更だね。来週に向けて、チームとしてやるべきことは山積みだけど、この結果は間違いなく貴重なものになったよ」と、自らの劇的ゴールで白星を掴んだファーストレグを総括。試合全体については、「かなりオープンな展開の試合だったが、全体的には僕らがうまくコントロールできたね。自分たちのプレーを誇りに思うよ」などと振り返った。
アーセナルは3月22日に行われたカラバオ・カップ(EFLカップ)決勝でマンチェスター・シティに0-2で敗れ、今月4日にはFAカップ準々決勝でチャンピオンシップ(イングランド2部リーグ)のサウサンプトンに1-2と“ジャイアントキリング”を許した。
「この勝利は間違いなく大きな転機となったと思う。残念ながら、僕らはここ2試合を落としていたからね。僕ら全員が、今日の試合で流れを変えたいと願っていたし、実現できた。今、僕らはチームとして団結しているし、今シーズンはまだまだ大きな可能性を秘めているんだ。残り7週間、大きなタイトルを勝ち獲るチャンスがあるんだから、僕らがそこを目指さない理由なんてない」
また、自らの決勝弾をアシストしたマルティネッリに対しては、「彼は本当に素晴らしいクオリティーを備えた選手。攻撃的な選手として、こうした瞬間は常に待ち遠しいものだし、彼もチャンスで力を発揮してくれた。賛辞を送りたいね」とハヴァーツ。同様に、最後尾でアーセナルのゴールに鍵をかけ、同試合のPOTM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)に輝いたスペイン代表GKダビド・ラヤも、次のような言葉で称賛した。
「信じられないような選手だよ。彼の実力はまだ過小評価されていると思うけれども、少なくとも僕にとっては、この2シーズン、彼は世界最高のGKだ。そのパフォーマンスは傑出しているし、何度もチームを救ってくれた。
アーセナルが1点をリードして迎えるセカンドレグは、15日に行われる。
【ハイライト動画】こじ開けたのはカイ・ハヴァーツ!

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