アーセナルは7日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ノックアウトフェーズ準々決勝ファーストレグで勝利し、2シーズン連続のベスト4進出へ前進した。

 敵地『エスタディオ・ジョゼ・アルヴァラーデ』に乗り込んだアーセナルは、ホームで無類の強さを誇るスポルティングに苦戦するも、守護神ダビド・ラヤが圧巻のパフォーマンスを披露。
開始早々にマキシミリアーノ・アラウホの強烈な一撃に指先で触れると、終盤にはジェニー・カタモのヘディングシュート片手で弾き出し、カタモとルイス・スアレスが至近距離から立て続けに放ったシュートも見事阻んだ。

 ピンチを凌いだアーセナルは90+1分、左からカットインしたガブリエウ・マルティネッリがカイ・ハヴァーツの動き出しを見逃さずに絶妙なラストパスを送ると、ハヴァーツは巧みなトラップから左足でゴール左下隅に流し込み先制。1点リードで本拠地『エミレーツ・スタジアム』へ帰還することとなった。

 90分間を通して5セーブを記録したラヤは、欧州サッカー連盟(UEFA)によるプレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POTM)に選出。値千金の決勝点を記録したハヴァーツは試合後に「信じられないような選手だよ。彼の実力はまだ過小評価されていると思うけれども、少なくとも僕にとっては、この2シーズン、彼は世界最高のGKだ。そのパフォーマンスは傑出しているし、何度もチームを救ってくれた。彼がいることを本当に嬉しく思っている」とその活躍を称えていた。

 ラヤの安定したパフォーマンスはこの試合に限ったことではない。データサイト『Opta』によると、ラヤは今シーズンのCLにおいて7つのクリーンシート(無失点試合)を達成しており、被枠内シュートのセーブ率は驚異の90パーセント(30本中27本をセーブ)を記録しているという。また、今シーズン出場した全公式戦41試合のうち22試合を無失点に抑えており、欧州5大リーグに所属するGKとしては最多となっているようだ。

 マンチェスター・シティとのカラバオ・カップ決勝、そしてサウサンプトンとのFAカップ準々決勝で敗れ、わずか2試合で2つのタイトルを失うなど今シーズン最も苦しい時間を過ごしていたアーセナル。
頼れる守護神が“仕切り直しの1勝”の立役者となった。


【ハイライト動画】守護神ラヤが好セーブ連発! アーセナルが後半AT弾でスポルティングに先勝

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