ローマを率いるジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督が、今夏の移籍市場に向けて“選択と集中”をテーマに挙げている。

 ガスペリーニ体制1年目でシーズン序盤は堅守を武器に、一時はスクデット争いに絡んでいたローマ。
しかし、以降は得点力不足や上位相手の対戦成績の悪さに加え、度重なる負傷者に悩まされて失速。ヨーロッパリーグとコッパ・イタリアで早々の敗退を強いられた上、現在は4位のコモと4ポイント差の6位と逆転でのトップ4フィニッシュへ厳しい戦いを強いられている。

 10日にセリエA第32節のピサ戦を控える中、前日会見に出席したイタリア人指揮官は、現在のチームがトップ4に値するかとの質問に対して、率直な思いを語った。『フットボール・イタリア』が伝えている。

「シーズンのある時点から、多くの選手が離脱したことは間違いなく大きな痛手だった。だからといって、我々が最善を尽くさなかったわけではない」

「出場を余儀なくされた個々の選手の質について、誰もが自由に議論し、評価し、比較することができる。チャンピオンズリーグ出場という目標を設定したのは、(オーナーではなく)我々だ。もし達成できなかったとしても、我々は目標達成のために最善を尽くしたと言えるだろう」

 また、今夏の移籍市場に向けてはファイナンシャル・フェアプレー(FFP)への対応を含め、制限のある中で「目標はチームを定期的に強化することだ」と語り、限られた資金の中でより賢く選手を獲得することが必要だと主張している。

「移籍情報サイト『Transfermarkt』でローマを見ると、30人もの選手を獲得したのに、実際にプレーしているのは4、5人だけという状況だ。誰かを責めるつもりはないが、もしかしたら、別のターゲット層を狙う必要があるのか​​もしれない」

「個人的には30人も選手を獲得するよりも、(量より質を重視する)という考え方の方がしっくりくる。もちろん、誰もが同じ意見を持っているわけではないでしょうがね」

「理想的な解決策は、マレンやウェズレイのような選手を、その移籍金と年俸で獲得することだ。簡単ではないが、そういった選手をターゲットにする必要があるだろう。
10人見つかれば素晴らしいが、2人しか見つからなければ、その2人に集中すべきだ」
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