私が車中泊キャンプにハマった理由 「女子ソロ」で人気のインフルエンサーに聞いてみました！

【概要】車中泊＋キャンプを楽しむ女子ソロ車中泊キャンパーの「野外のもりこ」さん、「まるみのキャンプ」さんに、車中泊キャンプにハマった理由やそのスタイル、楽しみ方を取材。

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もともとキャンプを楽しんでいたけれど、今は車内で過ごす時間も大好き

画像: もともとキャンプを楽しんでいたけれど、今は車内で過ごす時間も大好き

野外のもりこ さん

静岡を拠点に車中泊キャンプを楽しむ女子ソロYouTuber。愛車はホンダ・N-VAN。

画像: 野外のもりこ さん

なぜ今のスタイルになった？

「きっと私のために作ったんだ！」。YouTube『野外のもりこ』チャンネルを運営しているもりこさんは、こう思ってしまうほど、ホンダ・N-VANに惚れ込んでしまったそう。

「子どもの頃から家族でキャンプしていましたが、当時お付き合いしていた今の主人と、2015年ごろからキャンプを始めました」

そもそもホンダ車が好きでN-ONEに乗っていたもりこさん。キャンプギアを流用して、うまく活用すれば車中泊できる！　ということに惹かれN-VANを購入。

画像: テントの代わりにクルマを使用しても、十分「自然」を近く感じることができる。

テントの代わりにクルマを使用しても、十分「自然」を近く感じることができる。

思い立ったらすぐに行ける気楽さ。そこにキャンプテイストをプラスして、最近はもっぱら車中泊キャンプがメインに。

「テント泊なら憂鬱な雨も、車中泊なら楽しいんです。キャンプ場にキャンセルが出て、普段なら予約の取れないキャンプ場に行けるんですよ。車中泊は、クルマに鍵をかけられるのでテントより安心感があり、よく眠れるので、翌日も疲れが残らないんです。撤収が早いのもいいですね」

どんな楽しみ方をしていますか？

画像1: どんな楽しみ方をしていますか？

車中泊キャンプの過ごし方は、ネットサーフィン、YouTube試聴、マンガを読むなど、家でもできる過ごし方をしているそう。なぜ家でできることを外で？

「それをするために行ってるんです。普段、むだ遣いに感じる時間でも車中泊キャンプだと有意義な気がするんですよね。自然を楽しみながらダラダラするのが癒やしの時間です」

さらに、コーヒーが好きだというもりこさん。

おすすめアイテムは何？

画像: まさに車中泊キャンプのお手本のようなスタイル。車内でゆっくり本を読んだり、外でコーヒーを飲み、料理をしたり。

まさに車中泊キャンプのお手本のようなスタイル。車内でゆっくり本を読んだり、外でコーヒーを飲み、料理をしたり。

そんなもりこさんに、車中泊キャンプでおすすめのアイテムを、いくつか聞いてみました。

「月並みなんですが、ちょこっと家電（HAC）と高速弁当箱炊飯器（サンコー）です」　

車中泊キャンプでは、食事も簡単に済ませることが多いそう。「癒やしを求めにいく娯楽なのに、面倒な気持ちになりたくないんです。ちょこっと家電は小型1人用鍋で、サイズの制限があるのですが、それでどんな料理ができるか？　というのを考えるのも楽しい」　

画像1: おすすめアイテムは何？

YouTubeではクールで大人な女性という印象でしたが、実際話してみると、優しくて、はにかむ少女のようなもりこさん。今後は北海道や九州でも車中泊キャンプ旅をしてみたいとのこと。今後の動画もとっても楽しみですね。

テントを張るか、クルマで寝るか？　状況によって変えるスタイル

画像: テントを張るか、クルマで寝るか？　状況によって変えるスタイル

まるみのキャンプ さん

かっこいいキャンプに憧れつつ、等身大の様子を動画で紹介しているソロキャンプ女子YouTuber。『まるみのキャンプ』随時更新中。

画像: まるみのキャンプ さん

なぜ今のスタイルになった？

「ちょうど2年前、仕事を辞めたしソロキャンプをしよう！と思って」と、きっかけを話してくれたまるみさん。

さまざまなYouTubeを参考にしたそうですが、失敗に関する動画が少なかったそう。そこで、失敗も含めた自分の実体験を動画で紹介すれば、これからソロキャンプを始める人の参考になるはず、とYouTubeで『まるみのキャンプ』チャンネルをスタート。

車中泊キャンプをする理由……それは、無料キャンプ場で“安心して（!?）”お酒を飲みたかったから！　つまり防犯目的で始めたのがきっかけとのこと。

画像: 状況によって車中泊かテント泊かを選択するまるみさん。

状況によって車中泊かテント泊かを選択するまるみさん。

「あの秘密基地感が好きなんです。クルマは移動するためのものなのに“そこで寝る”という非日常感が、テント泊とは違った魅力ですね」

初めて行くキャンプ場は、まず現地で安全性を調査。そして、ペグの刺さり具合などを見極めるとのこと。

その結果、防犯面に問題がなければ「カッコいいロースタイルのテント泊」にしたり、「設営をがんばりたくないから車中泊」など、その日のテーマ、気分、天候によって、スタイルを変更。これが、まるみ流車中泊キャンプの特徴なんですよ。

どんな楽しみ方をしていますか？

画像2: どんな楽しみ方をしていますか？

「キャンプでは、焚き火をすることが多いです。せっかくキャンプに来ているから、日常生活ではできない“火”を楽しんでいます」

たまにある焚き火料理での失敗もYouTube動画では、「まぁ、いっか」のひと言。そんなポジティブさと大らかさが『まるみのキャンプ』の人気のひとつかも！

おすすめアイテムは何？

まるみさんにも、車中泊キャンプでおすすめアイテムを質問。

「ひとつはプロジェクターです。プロジェクターを野外で使っているときは、イヤホンで音を聴いていました。車内だと、もちろん音が漏れないようにしつつ、そこまで気にせず楽しめます。キャンプで映画観賞できるのって至福の時間です」

よく騒音が問題になるが、車中泊ならば、その心配も少なく、そしてコントロールしやすい。

2点目はカーサイドタープ。

「カーサイドタープは、タープ下はリビング、車内は寝室という1LDKのような感覚でスペースが使えます。車内で調理や食事をすると匂いがついてしまうので、外で調理や食事をして、寝るときだけ車内でという使い方ができるんです」

まるみさんが、使っているカーサイドタープは、折りたたみ傘のように開き、ペグを打つだけなので設営＆撤収がとても楽だという。

YouTubeどおり、気さくでほがらかなまるみさん。昨年は、なんと無人島や沖縄でキャンプをしたとのこと。いまは「北海道へフェリーで行き、キャンプ旅を画策中」とますますアクティブ！　まるみさんの車中泊キャンプの進化も見逃せませんね。

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聞き手　まるなな

画像2: おすすめアイテムは何？

軽キャンピングカー・テントむしで北海道を拠点に自由に旅する軽キャン女子。極寒の冬でも車中泊を楽しむツワモノ。YouTube『まるななちゃんネル』は随時更新！

文：まるなな　
出典：カーネル2022年5月号vol.54