◆JERA セ・リーグ 阪神1―2巨人(27日・甲子園)
巨人が接戦で阪神を破り、開幕からの阪神戦の連敗を「5」で止めた。今季初先発の巨人・堀田賢慎投手とドラフト1位ルーキー左腕の阪神・伊原陵人投手の両先発投手が好投して1-1の同点で進んだ試合は、9回に岸田行倫捕手のタイムリーで勝ち越し逃げ切った。
【巨人・阿部慎之助監督の試合後のコメント】
―接戦で阪神に今季初勝利
「いや本当、総力戦で。むこうも必死でしたし。うちも必死だったので。素晴らしい勝ち方だったと思います」
―今日の試合展開はベンチでどう見ていた
「やっぱりこういう僅差のゲームが結構タイガース戦は多いですし、相手のピッチャーも素晴らしい投手陣がそろっているのでね。本当、そのワンチャンスつかむかつかまないかっていう紙一重の勝負を毎回やってるので。その中で今日は最後もぎ取れたので良かったと思います」
―9回はキャベッジの二塁打から代打・岸田が決勝打
「やっぱり代打って難しいですし、その中でヒットを打つって素晴らしいなと思いますし、チームを勇気づけさせてくれたんじゃないかと思います」
―今季初先発の堀田が5回1失点
「すごい粘り強く投げていたので、次回もあると思いますので、今度は勝ちをつけてあげてほしいなと思います」
―今日は吉田義男さんの追悼試合
「素晴らしい功績を残された方なんでね。私事ですけど85年は当時はタイガースファンだったんで。そのね、日本一の映像とか、さっき試合前に見させていただいたんですけど、すごく懐かしい映像だなと思って見てました」
―開幕から1か月
「僕のね、至らない采配とかあって、負ける試合も多いんですけど、とにかく今貯金が2つですかね。っていうのはみんなの選手の力で何とか貯金を作れてるって状況なんで。ほんと焦らずね、やっていきたいなと思います」
―9回はいろんな選択肢がある中で代打・岸田
「そうね、もうここで勝負かけるっていうのはもう、うん、決めてたんで。その後も長野も用意したし、もうここで点取れなかったらっていうあれでもう勝負かけました」
―岸田はバッティング練習の状態も見て
「そうね、試合出たくてたぶんうずうずしてると思うんで。うん、そういうのがああいう結果につながってくれてうれしいなと思います」
―まず阪神にひとつ勝てたのは良かった
「そうですね、まずは1個やり返せただけなんで、まだこれから先長いですし、1つずつ返していこうかなと思います」
―大勢は9回の攻撃中にベンチ前でキャッチボールしていた。
「回またぎでいってくれるって言ってたんで。8球で終わったし、粋な計らいしてくれたなと思って」
―ライデル・マルティネスは苦しみながらも締めた
「そうですね。泉口がナイスプレーしてくれたんで、助かったと思います。ほんと、昨日ね、藤川監督も言ってたけど、ほんとこう、どっちに転がるか分からないっていうゲームがやっぱ多いんで。うん、すごく勉強になるなと思いますね」