◆JERAセ・リーグ DeNA2―1広島(27日・横浜)

 DeNAのトレバー・バウアー投手が8回2安打1失点、10奪三振で23年8月25日の中日戦(バンテリンD)以来、611日ぶりに日本で勝利をつかんだ。

 初回1死一、三塁から末包に四球を献上した後、捕手・松尾が二塁にけん制球を送った。

それを見た三塁走者の羽月が本盗で生還。バウアーは首をかしげていたが、以降は最速154キロの直球を軸にスライダー、カーブをおりまぜて広島打線に的を絞らせなかった。

 8回1死から中村奨に右中間を破る三塁打を浴びてピンチを背負ったが、田村、羽月を連続空振り三振に仕留めてピンチを脱出。マウンド上で絶叫し、スタンドの拍手に応えた。

 打線は1点を追いかける4回無死満塁、佐野が玉村の140キロの直球を捉えた。打球は速いゴロで中前に抜け、三塁走者・度会、二塁走者・牧が生還して2得点。佐野は一塁ベース上で下から腕を振り上げて喜んだ。

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