オリックス・山下舜平大投手(22)が28日、1軍復帰への思いを明かした。成長過程による腰のコンディション不良のため、チームを一時離脱していた161キロ右腕。

すでに大阪・舞洲のファーム施設で再始動し「120%で戻らないといけない」と自身に課した。

 山下は3月7日の巨人戦(京セラD)で腰に違和感を訴え、4回途中で降板していた。一進一退を繰り返し、チームを離れたのは今月中旬から8日間。適切な呼吸法やピラティスなど1日に4~5時間、腰を含めた総合的なメンテナンスや筋力強化に専念していた。

 現時点で投球練習や実戦復帰などの目安を設けず、まずは完治を最優先させる方針。「目に見える部分で変化はありました」と例えば、90度だった胸椎の可動域は180度に広がった。「トレーニングをしたい、野球をしたいと、改めて思いました。今までの自分を超えられるように、続けてやっていきたい」。焦りを抑え、今は我慢の時。120%の舜平大で、表舞台へ戻る。(長田 亨)

 〇…宮城が「火曜日の男」として白星量産を誓った。20日の日本ハム戦から中8日で、29日のロッテ戦(ともに京セラD)に先発するエース。

ソフトバンク→西武と続いた遠征は大阪・舞洲で残留練習し「火曜日に長いイニングを投げて、チームに貢献できればベストだと思う」とうなずいた。開幕から4試合で2勝、防御率1・50と上々。昨季はロッテに5試合で4敗だったが「大胆に攻めて勝ちたい」と有言実行し、2戦目の田嶋へつなぐつもりだ。

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