J2ジュビロ磐田は3日、アウェーで今治と対戦する。前節(4月29日)は19位の山口に0―1で敗れ、J2ではクラブワーストタイの3連敗。
注目は18歳の新人MF川合徳孟(とくも)だ。山口戦でリーグ初先発。前半36分には、CKからFWペイショットが頭でそらしたボールを胸で受けて決めた。だが、トラップ時に手に当たったと判定され「幻のゴール」になった。
0―0で折り返した後半4分には、MFクルークスのクロスに合わせてファーサイドへ飛び込んだ。惜しくもボールに触れず、相手GKと交錯しながらポストに激突。ファイトあふれるプレーに、スタンドから大きな「徳孟コール」が起こった。「やってやる、という気持ちだった。泥くさくゴールを決めたい」。
サイド攻撃を対策される試合が続いており「中央で攻めればサイドも空いてくる」と冷静に今治戦を見据える。中3日でも「大丈夫」と疲れはない。若さとアイデアを生かして、ユース育ちのルーキーが勝利に貢献する。(里見 祐司)
〇…今治は昨季J3リーグ2位で昇格したチームながら、5勝6分け1敗で4位につけている。倉石圭二監督(42)は22年から2年間、横浜FCでコーチをしており、23年にヘッドコーチを務めたハッチンソン監督は「ハードワークして、いいサッカーをする」と警戒する。DFリカルドグラッサが「強力なFWがいる」と言うように、マルクスヴィニシウスは7ゴールで得点ランク1位タイ。激しい試合になりそうだ。