▼ACLE決勝 川崎0―2アルアハリ(サウジアラビア) (日本時間4日、キング・アブドゥラー・スポーツシティ・スタジアム)

 川崎は決勝でアルアハリ(サウジアラビア)に0―2で敗れ、悲願のアジア制覇にあと一歩届かなかった。

 豊富な資金力を誇り、元ブラジル代表で決定力のあるFWフィルミノ、マンチェスターCで欧州CL制覇の経験があり突破力が武器のFWマフレズら有力選手をそろえるスター軍団との一戦。

開催地ジッダに本拠地を置いていることから、超満員の大アウェーの空間で試合は開始した。

 立ち上がりからブロックを敷いた川崎だったが、開始早々にピンチを迎える。前半5分にアルアハリのFWトニーが強烈なシュート。ここはGK山口が防ぎ、この流れで与えたCKから再びフリーでシュートを打たれたが、再びGK山口が好セーブを披露した。

 川崎の最初のチャンスは前半11分。左サイドで山本のパスを受けたマルシーニョが1対1から抜け出して左足シュートを放つも、惜しくもゴールの枠から外れた。

 その後もアルアハリはFWトニー、DFイバニェス、がシュートを放つ。いずれも枠外だったが、ゴールに迫る場面を作られる。前半33分にはフィルミノにフリーでシュートを打たれ、GK山口がセーブしたものの、前半35分にMFガレーノに左ペナルティーエリア外から鮮やかなミドルシュートをゴール右上に決められるスーパーゴールで先制点を喫した。

 アクシデントにも見舞われた。前半終了間際に左サイドバックの三浦がシュートブロックの際に右膝付近を痛めて負傷。三浦がピッチを出て、一時的に一人少ない時間帯だった同42分に右からのクロスをケシエに頭で押し込まれて2失点目。

前半は0―2で折り返した。

 川崎は後半開始からエリソンに代えて山田を投入。相手のペースが落ちたこともあり、ボールを保持する時間が増えてパスをつなぎながらゴール前に押し込む場面が増えたが決定機はなかなか作れず。後半20分に伊藤、大関を投入してさらに攻勢を強める。同30分には伊藤が左足でミドルシュートを放つもゴール左に外れ、同32分にも伊藤が右足で豪快なシュートを放つも惜しくも枠から外れた。このまま試合は0―2で終了。川崎はクラブ記録を塗り替えて決勝まで進出したが、準優勝に終わった。

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