◇明治安田J1リーグ 第14節 名古屋3-0清水(3日・国立競技場)

 清水エスパルスは名古屋に0―3で敗れ、連勝が3で止まった。前半36分に先制され、後半も2失点。

ホームの国立には今季最多5万2847人が駆けつけたが、今季最多失点を喫する完敗となった。

 ぐうの音も出なかった。結果、内容とも今季ワースト。聖地に終了のホイッスルが響くと、オレンジ軍団はがっくりうなだれた。秋葉忠宏監督(49)は「大胆にやれなかった。モロに監督の差が出た」と頭を下げた。

 前半36分、右クロスからフリーで入り込まれたMF稲垣に先制被弾。後半も3分、5分とサイドから簡単に失点した。故障者続出で本職外のセンターバックでプレーしたMF宇野は「分かりやすく狙われた。責任は自分にある」と声を落とした。

 ピッチは強い日差しに見舞われ気温は22・8度。暑さや連戦の疲労からキレのある動きは少なく、FW北川、MF乾、カピシャーバ、松崎の前線4人がシュート0に終わるなど攻撃も迫力不足に陥った。

無得点は今季3度目。主将の北川は「条件は相手も同じ。言い訳できない」と唇をかんだ。

 次は中2日で6日にアウェー・柏戦が待つ。指揮官は「やられっぱなしでは終われない」と必死に顔を上げた。

(武藤 瑞基)

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