J2札幌は5日、6日のホーム・磐田戦に向けて宮の沢で調整した。

 前節3日のアウェー・山形戦(1〇0)で今季初先発した元韓国代表FW金健熙(30)は、中2日で迎える一戦へ「攻撃の選手として、もちろん得点は意識してやりたいが、まずはチームが勝つことが大事。

その助けになれるようなプレーをしていきたい」と2連勝で12位からの浮上を狙いに定めた。

 山形戦では前半8分、右クロスを頭で合わせるも相手GKの好守で得点とはならなかった。「点を入れてチームを楽にさせられれば良かったが」。後半24分までプレーして無得点の結果を残念がったが「何回かチャンスは作れたので」と続けた。186センチの高さを生かしたチーム随一のポストプレーなど、攻勢の展開を呼んだ働きに好感触は得ている。

 出場3戦目となった3月23日のアウェー・愛媛戦(2〇1)で今季初得点となる決勝点を挙げて以降、ゴールがない。2戦連続スタメンの可能性もある磐田戦へ「得点を挙げれば勢いに乗って点数は取れていくもの」と今後の躍進につなげるべく、出場7戦ぶりの2得点目を視野に入れていく。

 度重なるケガの影響もあり、昨季は札幌3年目で初めてリーグ戦で無得点に終わったが、今年は既に結果を出している。「練習からいい状態で取り組めているので。ケガなくやれれば自信はあるから」。言葉通りに完全復調を示せば、リーグ13位タイの13ゴールという札幌の得点力は、確実に上がる。

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