大谷翔平が打球速度ＭＬＢ今季最速本塁打で９号　本人以上に喜んでいた２人…大谷も祝福する側に (2025年5月6日)

◆米大リーグ マーリンズ―ドジャース（５日、米フロリダ州マイアミ＝ローンデポパーク） ドジャース・大谷翔平投手（３０）が５日（日本時間６日）、敵地・マーリンズ戦に「１番・指名打者」でスタメン出場し、３点をリードした５回無死二塁の３打席目に、右翼へ２試合ぶりの本塁打となる９号２ランを放った。 ４月２９日（同３０日）に本拠地のドジャースタジアムで対戦した際には先頭打者本塁打を放った２２年サイ・ヤング賞右腕のアルカンタラが先発。初回先頭の１打席目は空振り三振に倒れ、３回１死走者なしの２打席目には四球を選んで出塁すると、今季１０個目の盗塁となる二盗を決めた。 すると３―０とリードした５回無死二塁の３打席目には、右翼へ９号２ラン。打球速度が今季ＭＬＢ全体の本塁打で最速の１１７・９マイル（約１８９・７キロ）で、打球角度２０度という弾丸ライナーで右翼のドジャースブルペンに飛び込んでいった。 このアーチを大谷以上に喜んでいる人がいた。１人目は右翼ブルペンで火の出るような打球をキャッチした球団スタッフ。理学療法士のジョナサン・アーブ氏は、持っていたグラブでキャッチすると、何度も雄叫びを上げると、ブルペン陣から祝福を受けていた。もう１人は大谷の前を打つ金慧成内野手。３年総額１２５０万ドル（約２０億円＝契約発表時のレート）で今季加入すると、この日がメジャー初スタメン。大谷が本塁打を放つ直前の２打席目に左前安打を放ってメジャー初安打をマークすると、二盗も決めて大谷のアーチにつなげた。大谷がダイヤモンドを１周してベンチに戻ると、大谷も自分のこと以上に喜んで、金慧成を祝福していた。