◆明治安田J1リーグ ▽第15節 柏1―0清水(6日・三協F柏)

 柏はホームで清水と対戦し、1―0で勝利した。

 リカルド・ロドリゲス監督は前回の名古屋戦(2〇1)から先発を5人変更。

名古屋戦で決勝点を奪ったFW細谷真大はベンチ外となった。

 この日は雨の影響で、ドリブルやパスの際に「びしゃっ」と音が鳴ることもあるピッチ状況でプレー。前半はディフェンダーからの縦パス、相手守備陣の裏を抜けるスルーパスなど持ち味のパスサッカーで攻めるが、得点は生まれず。得点の香りを所々感じさせるような良い連携も随所に見える中、ハーフタイムを迎えた。

 すると後半7分、華麗な連携から先制点を奪う。今季リーグトップのパス数を誇るDF古賀太陽が相手守備陣の間にスルーパスを送り、MF仲間隼斗が抜け出し左クロスを送る。FW垣田裕暉が滑り込みながら右足で合わせて、ネットを揺らした。

 後半22分には相手のカウンターを抑えるためにGK小島亨介が飛び出し、ゴールマウスが空くピンチになったが、DF犬飼智也が守り、事なきを得た。

 さらに、後半42分に右のコーナーキックから途中出場のFWドウグラス・タンキにヘッド弾を沈められるが、VARの判定により得点は認められず。そのまま試合は終了し、リーグ唯一で最小の1敗とリーグ最少失点(10点)を保ち、2位になった。

 この日は2011年のJ1優勝に貢献し、22年に水頭症の手術後に32歳で死去した元日本代表FW工藤壮人さんの誕生日。昨季の同日に行われた鹿島戦(1●2)では敗れたが、今季は勝利。

柏のエース番号「9」を着け、クラブのJ1最多得点記録(56点)を持つ天国の工藤さんに、白星のプレゼントを届けた。

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