◆明治安田J1リーグ▽第15節 福岡0―1鹿島(6日・ベススタ)
鹿島はFWレオセアラの今季9ゴール目による決勝点で、福岡を1―0で下した。前節の町田戦(1〇0)から中2日で行われたアウェー戦を制し、今季初の5連勝を飾った。
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前節から先発5人を入れ替えた中、チームの中核を担う“連戦組”がさすがの存在感を示した。
安西幸輝はこの5連勝の期間、全試合にフル出場中。「ペース配分しながらでした」と“大人のプレー”で要所で力を発揮し、ビルドアップ能力が冴え渡った。
試合終盤は、左MFの鈴木優磨の運動量が落ちたこともあり、縦への動きも増加。「経験ある選手たちが、しっかり支えて勝ちにつなげられればと思っています」とうなずいた。
植田直通は、フィールド選手で唯一の全試合フルタイム出場継続中。開始5分ほどで相手の全ロングボールをはね返す“独壇場”で、相手の心を折った。「誰が競り合うのか、そのときに誰がカバーするのかは、準備のところからしっかり話し合っていました。ハッキリできたかなと思います」と手応えを示した。
鈴木優磨も全試合出場を継続中。CKのストーンとして唯一無二の存在感を誇ることもあり、この5連勝期間中は、1試合で途中交代(しかも後半AT)したのみとフル稼働が続く。「追加点を取らないといけない」と試合後に笑顔はなく、慢心もなし。